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[コメント] ブルークリスマス(1978/日)

宇宙からの「侵略」、「脅威」というSFになじみの深い題材を、特殊撮影技術をほとんど使わず、設定と構成力だけで描いた本作は、ある意味ではSFの本質に限りなく迫ったのではないか。
シーチキン

ただ惜しむらくは、勝野洋を筆頭にした大根役者が目立ったのと、回収しきれない伏線が残ったことか。

話の展開などは結構あっちへ行ったりこっちへ行ったりでまとまりがないが、UFOの影響によって一部の人間に肉体的に変化が現われたとき、われわれの社会はそれにどう対処するのか、というテーマだけはいっかんして堅持して、それにこだわったことが、この作品をひとかどのSF映画にしていると思う。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)sawa:38[*]

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