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ツベルクリンさんの人気コメント: 更新順(1/6)

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★4658km、陽子の旅(2022/日)私はもう、陽子の旅を「就職氷河期世代が受けた上の世代からの仕打ち」のメタファーとしてしか見ることができない。終盤の陽子の長いセリフも「そうとでも思うしかない」というあきらめに聞こえた。寒山拾得, シーチキン[投票(2)]
★4ウエスト・サイド・ストーリー(2021/米)スピルバーグの映画を長年見ていれば、人々の分断や戦争というテーマの延長にこの作品があることは容易にわかるだろう。再開発の途中の街には爆撃によって破壊された街のイメージを重ねている。小さな抗争の構図や原因は大きな戦争と通底している。G31, 太陽と戦慄[投票(2)]
★2竜とそばかすの姫(2021/日)「仮想現実」から「現実」に踏み出そうとして大失敗。現実に存在する社会問題を唖然とするほど安易に扱うという形の傲慢さだけが印象に残る作品となりました。 [review]もがみがわ, pori, ペンクロフ[投票(3)]
★5時計じかけのオレンジ(1971/英)メタ視点で見てくださいな。登場人物に共感できるかどうか、なんてどうでもいいんだよ。起こっていることを見ようよ。この映画自体が「なんでも許されるのか」って言ってるんだよ。太陽と戦慄, 寒山拾得[投票(2)]
★4悪の法則(2013/米)一種のサンボリズム。主人公にとっての世界がシンボルでしかないで内容の有様とも合致した手法です。わからないのは当然。描いてませんから。しかしストーリーは捉えるものではなく観客が完成させるものだとわかっていれば、ぜんぜん「わかる」映画です。ジョンケイ[投票(1)]
★2アナと雪の女王(2013/米)音楽を優先した結果とはいえ、ストーリーの破綻ぶりはこのところのディズニーの良作に比しても大変に残念だと思う。だいたい、姉のほうの問題があれで終わりとは…… [review]ロープブレーク, deenity, もがみがわ[投票(3)]
★5ファーザー(2020/英=仏)映像を撮って編集する(CGなどいらない)。それだけでここまでのことができるということを改めて思い出させてくれた一本。傑作。ぽんしゅう[投票(1)]
★3ミスティック・リバー(2003/米)俳優は本当に良かったのに。犯人探しでもない、アメリカの病理を描くでもない、人間性に迫るでもない。焦点化したい点がありすぎたのか。もっと難解で重厚なものを期待していたが、蓋をあけてみれば「やっぱりハリウッドの映画」。 [review]おーい粗茶, TOBBY, kazby[投票(3)]
★4砂の器(1974/日)「宿命」の背後には「怨念」があるだろう。音楽家は、観衆の割れるような喝采の拍手が、いともたやすく差別と偏見の罵声と嘲笑に変わり得ることも知っている。ただしそれは芸術を生み出す力でもある。社会性と通俗性の狭間でよく描き切っていると思うが、→ [review]おーい粗茶[投票(1)]
★4戦場のピアニスト(2002/英=独=仏=ポーランド)「頑張って生き抜こう」でも「誰かを助けよう」でもない。空腹に耐えつつ浅ましく逃げ回る事しかできないが、生き残った者の大半は同じはず。何も達成しないし、救われない。戦争の真の悲惨さの一部分。数々のヒロイズム映画への静かだが強烈なアンチテーゼ。 [review]おーい粗茶, ぽんしゅう, ジェリー, カルヤほか5 名[投票(5)]
★4テッド(2012/米)そうそう。成長の仕方は人それぞれでいいの。くまの人形と話し続ける大人がいてもいいの。この展開で、このキャラ設定なら、こうあるべきというラストにちゃんと至る。メッセージは穏やかだけど、笑わせながらちゃんと伝わってる。DSCH, ダリア[投票(2)]
★4わが青春に悔なし(1946/日)ひょっとしたら原節子や杉村春子は占領下の日本そのものを象徴していたのではないかと余計なことを考えたくなるくらい、彼女たちの力強さに感銘を受ける。 [review]G31[投票(1)]
★4アンダーグラウンド(1995/独=仏=ハンガリー)非常な苦難の歴史をナチや西欧・米への皮肉を込めたユーモアで描いてしまうタフさに頭が下がる。しかも安易なナショナリズムに冷静に距離を置いたラストは、普遍性まで獲得している(「国」という表現だけは多少、気になったが)。混乱も面白さとして見た。ロープブレーク, crossage[投票(2)]
★4裸の島(1960/日)「映画は映像だ」この言葉を黒澤映画とは全く異なる意味で教えてくれる。この労働の単調さの、下層を生きる人間であることの、何を見るのか。どこを映すのか。その確かな目。陸で花開く花火を眺める島の女乙羽信子の後ろ姿は彼らの境遇を雄弁に語っていた。 [review]けにろん, 氷野晴郎, すやすや[投票(3)]
★4羅生門(1950/日)スクリーンから熱風が吹いてくる感じだ。あの三人がいる藪の中の、あの場所そのものが、物語としても、また歴史的映画の中の空間としても、どす黒く、暑く、禍々しく、途方もなく魅力的に思える。あの場所を陰から見ていた志村喬演ずる下人になり代わりたい。 [review]寒山拾得, けにろん[投票(2)]
★2ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001/米)問題のあるふりをしている家族。何も解決する必要はない。最初から問題などないのだから。おしゃれですか?これ。退屈。週一本, Madoka[投票(2)]
★5飢餓海峡(1965/日)三國連太郎と左幸子。ただでさえ濃い物語に、この濃い取り合わせを配して、しかも十分すぎるくらいに生かしきった演出。「業」という言葉が当てはまる映画は少なくないが、取り分けこの映画につかいたい。壮絶。けにろん, 水那岐, はしぼそがらす[投票(3)]
★4リンカーン(2012/米)「政治とは何か」という映画。根底には信念がある。しかし、やり方は必ずしも立派ではない。信念を通すためには嘘や冷酷さも必要で、だからこそ命をすり減らす「政治家」リンカーン。後代はこれをどう評価するかって映画だけどあんまり伝わってない様子。 [review]緑雨, IN4MATION[投票(2)]
★3崖の上のポニョ(2008/日)海底や津波の映像表現は本当に素晴らしい。しかし〈物語〉、つまり出来事の因果関係が希薄すぎる。何より、ポニョが宗介を好く理由も、実際にそんなに強く激しく「好き」なのかどうかも、分からない。そんな曖昧な「好き」で世界を危機に陥れるなよと思う。 [review]ALOHA, のこのこ, ぐ〜たらだんな, ペペロンチーノほか5 名[投票(5)]
★4ダークナイト ライジング(2012/米=英)面白かったです。「インセプション」や「ダークナイト」レベルとは言いませんけど。だがしかし→ [review]おーい粗茶, きわ, 林田乃丞[投票(3)]