ロープブレークさんのコメント: 点数順
海街diary(2015/日) | 四姉妹が主役の映画かと思いきや、すべてを見まもり、すべてを受け入れてきた鎌倉の家が、実はこの映画の主役だったのではないかと思ってしまうのは、是枝監督が次に撮った作品が団地の映画だったからばかりではないだろう。 [review] | [投票(5)] | |
ミッドサマー(2019/米=スウェーデン) | これは教訓集なのかしらん? 陽光ホラーという新ジャンル?への挑戦を買って★4。フローレンス・ピューは、『ファイティング・ファミリー』との役柄の落差が良いですね。 [review] | [投票(4)] | |
地獄でなぜ悪い(2013/日) | 世界は二人のために。 [review] | [投票(4)] | |
パンク侍、斬られて候(2018/日) | クドカンの脚本って舞台用は毒があるのに映像用はどうしてこうマイルドなんだろう。町田康の文体の持つリズムを映画で表現するのは確かに天才的な技が必要だとは思うけど、放っておくと毒まみれになる石井岳龍と町田康の表現力を宮藤官九郎が脚本で必死に止めたって感じが否めない。スポンサーの意向でも働いてるのか? [review] | [投票(4)] | |
あやしい彼女(2016/日) | 細かな欠点は多いのだけれど、それを覆い隠すほどの長所に満ちた、日本製ウッディ・アレン映画若干オースティン・パワーズ風味(ビジュアル面だけですが)といったおもむきの、笑って泣けるウェルメイドな音楽コメディでした。 [review] | [投票(4)] | |
崖の上のポニョ(2008/日) | 6歳の息子と映画館にて鑑賞。親子とも楽しんだので★4つ。★5つでない理由は息子が飽きて集中力が途中でとぎれてしまったから(カーズとか他のお気に入りの映画だと途切れない)。対象年齢も5歳児以下なのかな(そりゃターゲット狭すぎだ)。それと評点とは関係なく気になった点が二つ。 [review] | [投票(4)] | |
X−メン(2000/米) | デビルマン(漫画原作版)好きの小生としては、あまりに設定の似る本シリーズは見るのを避けていたものの、どうにも気になって鑑賞してみた。冒頭のシーンからそれはとんでもない間違いだったことに気がついた。これはあさっての物語ではなく、いまここにある危機についての物語なんですね。 [review] | [投票(4)] | |
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2020/日) | 女性の描き方が旧態依然で、とても新しいガンダムファンを獲得できるとは思えない。これじゃあ年寄りの慰みものだよ(自分もファーストネイティブの世代だ)。原作が古いのは承知だが、工夫の痕跡も見られないのはちょっとね。 [review] | [投票(3)] | |
ジョン・ウィック:チャプター2(2017/米) | このシリーズ、コンチネンタル・ホテルの物語だと思って見ると粗が気にならなくなる。 [review] | [投票(3)] | |
グラン・トリノ(2008/米) | 朝鮮戦争の勲章で、ベトナム戦争のカタを付ける。これぞアメリカ爺の生きる道。 [review] | [投票(3)] | |
家族はつらいよ2(2017/日) | 対象者を完全に高齢者と高齢者を親に持つ世代(つまり「男はつらいよ」をリアルタイムで劇場で楽しんだ記憶を持つ世代だ)に絞ったジャパニーズテイストダークコメディ。時折見せる社会批判は、「平成のいま」をフィルムに焼き付けようという意志か。 [review] | [投票(3)] | |
デッドプール(2016/米) | 近年のアメコミ映画の中では世界観がこじんまりしていて大言壮語な感じが無く、コメディタッチでラブロマンスな作風は、バイオレンスとアクションを大盛りにトッピングしたウディアレン作品のよう。大人のための童話として成功している。この魅力的なメタ・ヒーローの誕生を素直に言祝ぎたい。 [review] | [投票(3)] | |
ココ・シャネル(2008/伊=仏=米) | シャーリー・マクレインマジックのおかげで、シャネルなんて何の興味もなかったけれど、いつのまにか映画の心地よさに耽ってしまった。 [review] | [投票(3)] | |
モーターサイクル・ダイアリーズ(2004/米=独=英=アルゼンチン) | 変わりようもないかのような南米の民衆の窮状と、ちゃっちゃかちゃっちゃか進む二人の旅のシーン。 [review] | [投票(3)] | |
おいしいコーヒーの真実(2006/英) | この映画の続編は、『オースティンパワーズ・デラックス』である。両方見た人ならわかるよね! Dr.イーブルがなぜあの企業のオーナーなのかがわかるので★ひとつプラス。 [review] | [投票(3)] | |
妖怪大戦争(2005/日) | 子供映画の建前でその実、同伴の親向けの映画なのかな。超うまいタダシ役の子役に老若男女の著名俳優芸人達が本気で盛り上げるこの映画は、先行き困難なこの時代を生きなければならない子供たちに対しての親たちのあるべき姿を示唆しているようにも思えました。 [review] | [投票(3)] | |
マトリックス レザレクションズ(2021/米) | 夫婦50割で観た。十数年ぶりの子ども抜きの二人きりの映画鑑賞だったわけだが、硬派のSF超大作を観に来たのに、まるきりのシニア向けデートムービーで苦笑。しかも私たち夫婦が共通に大好きなDDT風味と来た。製作は男色ディーノ選手ですか? [review] | [投票(2)] | |
ドリーム(2016/米) | 冷戦時代の米国の有人宇宙飛行計画の影に黒人女性の活躍があったのは知らなかった。差別のない世界の、最初の一歩は、天才が拓いてくれた。天才でなければ最初の一穴を空けられなかったわけだが、ゼロが1になれば、1を100にするには、あとは大衆の問題ってことを、この映画の作り手はよく分かっている。 [review] | [投票(2)] | |
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019/米) | 甘酸っぱい青春ものをアクションで強引にまとめる手腕はもはや熟練と呼べる域。手堅く★3かと思ったが、ラストで★1つプラス。このラストからのおまけ映像への展開も良き哉。 | [投票(2)] | |
わたしは、ダニエル・ブレイク(2016/英=仏=ベルギー) | 社会のシステム化による殺人は、それが薄まった殺人ゆえに見えにくい。かつてナチスのガス室のようにわかりやすかった社会の殺人は今では年を経るごとにより見えにくくなっている。この映画では、ダニエルの怒りのはけ口を公務員にしたことで薄まって見えにくくなったアイヒマンを可視化する戦略を取ったのだが、それは功を奏したのだろうか? [review] | [投票(2)] |