終盤「不審船」への言及で、それまでどこかの国のスパイと思って楽しく見ていたのに、某半島の国を想像してしまってかなり醒めた。『女王陛下の草刈正雄』は英国のスパイだからファンタジーとして後味もよく楽しめたのに。

もし本当に街に潜伏しているスパイ達を某半島の国のスパイだと仮定して作られた映画だったとしたら、民族問題のある現実をすっとばしてこういうコメディにしてしまうことに強い違和感を感じる。本当、「不審船」さえ無ければ完璧に好きな映画だったのに。