[コメント] ドント・ウォーリー・ダーリン(2022/米)
50〜60年代とおぼしきアメリカをリファインさせた意匠がとても素敵。だが、本作の魅力はそれにとどまる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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時折インサートされる円をモチーフとした脚のダンスや血液や瞳孔などの演出はさすがに古すぎて興ざめだ。クラッシックバレエが不穏さを暗示するのも、本家『サスペリア』に遠く及ばず。
ストーリーも、仮想世界閉じ込められ系としては何ら新しい提案がない。『フリー・ガイ』や『ザ・メニュー』と同時代の作品としてこれは致命的ではないか。
フローレンス・ピューのアイドル映画としては成立しているのかな。サービスカットもあるし。
ただ、それだけなのでホントもったいない。フローレンス・ピューも、意匠も、テーマも。
追.変な怪奇ものが続くという点で、フローレンス・ピューとアニャ・テーラー・ジョイの扱われ方が似ている。これ何でだろう。50〜60年代アメリカを平行世界的な舞台にした怪奇ものとしては、本作よりアニャの『ラストナイト・イン・ソーホー』の方が楽しめた。
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