映画が始まると母はすぐにうとうと。クリントイーストウッドのガレージでのラブラブシーンあたりから熟睡。一方、父は大興奮。ギャグの小ネタにもいちいち反応。こりゃ爺さん向けの映画だったかと思いきや、スペースシャトルが発射したあたりで轟沈。ソファに倒れ込んで爆睡モード。それと入れ替わるように母が起き出した。画面にどんどん引き込まれていく母。エンディングのFly me to the moon が流れるとようやく父が起き出し「映画、終わったのか」と一言。母は大満足で「とっても面白かったのよ。」と父が眠ったあとのストーリーを語ろうとするも父はそれには耳を貸さずに「俺、寝るわ」と寝室へ。結局、父母がそろってこの映画を見ることはなかったのでした。何歳になっても、男ってのは発射したら終わり。女はそこからが始まり。そんなことをダーティーハリーと老父母に教えてもらうためにこの映画を見たわけじゃないんだよなとぼやく俺でした。ということで★3です。