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[コメント] レッド・オクトーバーを追え!(1990/米)

潜水艦と戦艦といえば往年の名作『眼下の敵』があるが、それに勝るとも劣らない緊迫感・駆け引きの妙。原作がすばらしい作品を見事に映像化して見せた。もっとたくさん映画化して!と思ったのは私だけではないはず・・・(と思います)。
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 トム・クランシー原作の映画化といえば、『今そこにある危機』、『パトリオットゲーム』がある(いずれもハリソン・フォード主演作品)。3本とも国家的規模の陰謀、駆け引きを描いた点で秀逸だと思うが、中でもこの『レッド・オクトーバーを追え!』が最高なのではないか、と思うのは単に私がショーン・コネリーのファンであるだけではないと思う。

 潜水艦という密室を描いた作品は多々あるが、この作品は中でも上位に位置するくらい潜水艦内の人々の描写がこまやかで、息苦しささえ感じられる(過去に見た潜水艦映画で一番息苦しかったのは『Uボート』)。

 アレック・ボールドウィン演じるジャック・ライアンとラミウス艦長(ショーン・コネリー)との駆け引きがこの映画の主眼であるにもかかわらず、潜水艦内部の勢力関係やホワイトハウスの会議の様子など、細かいところがきっちりしていて見ていて本当に充実感を味わえる映画だと思う。完成度が高く何度見ても飽きない(のは私だけ・・・?)。それだけで私的には評価4+。そして、好きな俳優さん(サム・ニールジェームズ・アール・ジョーンズなど)が数多く好演しておられるので5とさせていただきました。

 ショーン・コネリーのファンである私にはこの映画のラミウス艦長がマイベスト。近ちょっと毛色の違う作品に出ていらっしゃるが、やはりこれが断然カッコイイのである。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ナム太郎[*]

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