[コメント] マスター・アンド・コマンダー(2003/米)
この時代の軍艦の中の描写がとてもリアル。軍律のこと、戦闘後の船の修理や補給のこと、負傷者の治療のこと、等。満足とはそうしたディテールの積み重ねであることに納得。そして何よりジャック・オーブリー艦長のリーダーシップを見る映画。
とはいえ、色々と物足りない点が多々あるのも事実。戦う相手であるアケロン号の素顔がわかりにくいため、独り相撲の感が否めない。この時代、本国から遠く離れた場所でそんなに簡単に海図を自由に操り敵を見つけ出せるのか?という疑問。そして、英仏の小競り合いの中の超局所的な事件に終始しているため、後から思い返したときに、もっと大きな視点でのストーリーもほしかった、という思い。
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