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[コメント] 芙蓉鎮(1987/中国)

命あっての物種。陳腐かも知れないけど、「どんなに辛くても、耐えて(ひねくれずに)生きていけば、いつかまたいい日がくる」って教えられた気がする。
terracotta

中国のこの時期を描いた本を何冊か読んだけど、この映画に描かれていることはまだまだ序の口、なんですねー。でも多分、監督の描きたかったのは、文革の酷さおぞましさではなくって、その中で必死に生きる人々の姿だとおもう。だから、拷問とか何とかそういうことではなくて、道路掃除というややもすれば滑稽にも見える罰が出てきたり、道化役がでてきたりするんだと思う。それでいいんですよ。おかげで私たちは、この映画に出てくるひとみんなが主人公であるかのように、一人一人の生き様にじーっと見入って、そしてこころを動かされるんだと思います。人の生き様に対する暖かいまなざしが感じられるからこそ、見終わったときにとても爽快な気持ちになれるんだろうと思います。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ゆの[*] ことは[*] イライザー7

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