[コメント] ソードフィッシュ(2001/米)
ビデオで見たんですが、最初のほうに「新作情報」って入ってるじゃないですか、そこにこの映画の宣伝文句で「マトリックスより面白いと感じた人75%」って書いてあったんですよ。あーしまったなー、見ちゃったよ、ッて思いました。 この先入観を持って私はこの映画をみるのか・・・とガックリきてしまいました。点が辛くなったのはそのせいです。
全体的にはすごくスピード感があって「ぐいぐい」引っ張ってくれるので、まるで強引な男性にリードされているみたいな快感はありました。そのへんはかなり一休品いやいや一級品ですね。
世の中の映画には、結末を楽しみにするタイプの映画と、過程を楽しむ映画と、その他の意味がある映画と、あると思うんです(ほんとはもっとあると思うんですけど)。この映画は、私の基準では間違いなく過程を楽しむ映画です。結末はちょっと私にとってはとってつけたような感じで、そこに至るまでの爽快感と比べてガクンとテンションが落ち、ちょっとがっかりでした。
映画の中で「ゲイブリエルの真の目的」って何度か出てくるけど、そんなことはある意味どうでもいいという気分になる。だいたい「真の目的」とかきくとちょっと期待しちゃうけど、それが「ふーん、それだけ?」っていうことも少なくありませんから、あまり期待しない癖がついちゃったのかもしれません。要するに、真の目的がなんであれ、「不可能はない」「夢の世界に生きている」という生き方、やりかたがこの映画のメインテーマというか、一番重点をおいて描かれていることのように思えます。
もういっこのテーマは、「思い込みを打ち破れ!」かなーと思ったんですが、皆さんどう思われます?それは私もそう思います。でも、それにはもう少しメッセージ性が足りないような気がします。やっぱり「不可能はない」というのをこういうやりかたで実現しちゃう、ゲイブリエルという人がテーマなのでは。
ヒュー・ジャックマンこの映画ではじめて拝見。すごく演技のうまい人だなーと、つまり、カッコイイ!と。他の映画も見てみたくなりました。
ハル・ベリー素敵です。とてもスレンダーな肢体ですが私は彼女の表情がなんとも大好きです。いやー他の映画もどんどん見るぞ!
つまり、私にとっては、「他の映画も見てみたい!」と思える俳優さんがたくさん出ていると幸せなんだと。いうことでした。
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