何の盛り上がりもないオチ、意図不明な描写、嫌悪感が湧く三流芸人並の下品ネタ（うんこ、おっぱい、ゲロ）、パンクによって正当化されようとする暴力。

クドカンの能力の無さなど『ドラッグストア・ガール』の時点で露呈しているが、今回最もひどかったのは舞台が広島に移った瞬間に原爆ドームを写すそのクドカンの行為だ。広島だから原爆ドームだという発想と使い方に絶句した。人間としてクソだ。チンカスだ。コイツには吐き気すらする。

過去の作品から全く成長の感じられない中身カラッポ映画を、世間は面白いと駆り立てる。だからこそクドカンはここまで人気なのだろう。しかし、オレは１人の映画ファンとしてこんなヤツの映画を映画だとは認めたくない。所詮は彼の自己満に過ぎない。自分だけが面白いと思ったギャグを、宮崎や佐藤を利用して披露したにすぎないオナニー映画だ。これはある意味、雑音に近い日本人のラップに似ている。現代日本が抱える一種の病気でもある。

正直、高得点をつけた方々にこの映画の良さを聞きたい。「面白かったら５点」とか安易な考えも捨ててほしい。

もし「宮崎あおいがカワイイから」とか、そーゆー理由で高得点をあげた人がいるならこう言わせてほしい。

目を覚ませ！

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