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[コメント] ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984/米)

面白いかどうか関係なく存在価値の大きい映画で後世に語り継がれる名作。88/100
たろ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作があるから仕方ないのかも知れないが、タイトル通り哀愁に満ちた昔話 in アメリカをしたいのであればギャングという設定でなくても良かったのでは?変にマシンガンぶっ放したりする割には、警察との駆け引きもライバル組織とのやり合いも特に描かれないのは腑に落ちない。ヌードルスは服役後、マックスとの友情を貫き通したいけどギャングの仕事はあまりやりたくないって葛藤があったと思うけど、彼は流されるがままという感じだ。またマックス以外のメンバーとの間柄の描写も薄く付き添い状態ときた。いや、これはこれでドラマとしていいんだけどもそれなら4時間もやるなってなっちゃう。あんなけ画がバチッときまってるのに、音楽を使いすぎでもったいないとも思ったり。

でも心に残る「これぞ映画!これぞ遺作!」というシーンも多いんだ。なり続ける電話、肝心な時にカメラのズーム、ケーキ、背景にブリッジ、デボラ(子役)の目、車ごと海へ、車内レイプ、海岸、エンドロール…数えたらキリがない。だからこそ、面白いかどうか関係なく存在価値の大きい映画で後世に語り継がれる名作だと思う。シネスケは映画を評価するサイトなので正直☆4になってしまうがそれは本音だ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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