映画で見るもっとも美しい人間関係のひとつが、こういう、肉親でも恋愛でもない関係だね。本当にそういう美しい関係が存在するかは、私は知らん。少なくとも永続的な関係では。（この話が実話を元にしていると知ってて言うが。）

ただ、そういう関係があってほしいと思う。そして、あるときあるところで確かにあったのだ、と映画に教えてほしいと思う。

それを見れば私は満足してしまうので、この映画はそこで終わっていいぐらいだった。つまり少し長い。

なんかよくわからないけど、このシーンの後の大部分は、これはほんとにあった話なんだってば！と説得するためにつくられたような気がする。