「１」は私にとっては、リンダ・ハミルトンとマイケル・ビーンのラブ・ストーリーでしたが、キャメロンはそれではエンターテイメントとして不満だったのですね。

この手の続編は、前作より明らかに強い敵役が必要なわけですが、 前作のシュワルツェネッガーを上回る敵役を設定するために、敵役の敵役、つまり善玉にシュワルツェネッガーを起用。で、敵役は、彼以上に強い、ってことを表現する。前作通りの強さのシュワルツェネッガー＋前作よりおっそろしくパワーアップしたリンダ・ハミルトン（おまけで＋エドワード・ファーロング）と合わせワザを使って、その３対１で、ようやく強さのバランスが取れる。それくらい強い敵役、ってわけですね。

冒頭、前作より異常に強くなったリンダ・ハミルトンを見ると、こんなに強くなったヒロインを守るキャラクターが必要か、って思っちゃうんですが、出てくるキャラクターが、次々強さが上回ってゆく所が、ゆかいゆかい。あっという間に、ジェットコースター的ストーリーに乗せられてしまうんだな。