[コメント] 女の都(1980/仏=伊)
不思議の国のちょいワルおやじ。列車とトンネルの関係をフロイト的に解釈したくなる映画。胎内回帰とインターコースの両義性?男性性への自虐的な責めが却って被虐趣味にも思えたり。
めくるめく幻想も結局は自己完結的な内面の表出に過ぎないように思え、その単調さを突き破るほどの映像の力も見いだせず。ダレながらも最後まで取り敢えずは観られる質を保っているのは名人芸だが、マストロヤンニの人柄の良さが滲み出ているおかげもありそう。
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