[コメント] 戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪)
Flashの制約を乗り越える工夫の楽しさは多々あったと思う。あのエフェクトの薄さでメカ描画をやるのはつらいが、メルカバのチェーンカーテンやアンテナの生体的な動きはユーモラスだ。コントラストで保たせる固いダイアローグも、後景の喧噪で愉しくなる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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情報開示の仕方がまずいためか、記憶復元のサスペンスは途中で放棄された感があるし、キャラの心象へ寄り添うにしても、IDFと事件の間に距離感があるため、当事者感覚に強引さが出る。メカ描写への執拗な気配りも、このような余裕の産物に見えてくる。
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