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disjunctiveさんの人気コメント: 更新順(1/20)

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★4ファントム・スレッド(2017/米)キノコオムレツが奇人同士が互いを識るという禅問答のような困難を克服する。ヴィッキー・クリープスはすでにキレている。相対的にダニエルがわれわれの常識に近づくのだが、予断がそこに仕組まれる。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4阿修羅のごとく(2003/日)これを黒木瞳のアイドル映画にせずにはいられないある種の魔性が逆に深キョンについてはその容貌の野趣深さを際立て、アイドルを見出すべきところに見いだせない背徳に苛みがある。 [review]けにろん[投票(1)]
★4孤狼の血(2018/日)昭和テーマパークという趣のなかで、役所広司の両性具有的な立場が彼を宮崎アニメに出てくるような不可侵のヒロインに仕立ててしまう。 [review]けにろん, DSCH[投票(2)]
★4カメラを止めるな!(2017/日)演出家が演技をすることで本音を出せて役者に報復しえたように、事象のトレスで人格の本質が顕れ、かえって自由になれてしまう。反復であり答え合わせである記述という営みが何ゆえ美的経験をもたらすのか。 [review]ぽんしゅう, けにろん, 緑雨[投票(3)]
★4女神の見えざる手(2016/仏=米)社会時評にしてはキャスティングが遊び過ぎるという場違いな感じから、マーク・ストロングのアイドル映画と言うべき蠱惑が生じるのだが、社会時評がサスペンスに下駄を履かせる手段だと判明してはその蠱惑が無効になる。 [review]ぽんしゅう, ゑぎ, けにろん[投票(3)]
★4山猫(1963/伊)舞踏会の各種イベントが人々を群体に落とし込むことで哀感を誕生させている。徹夜舞踏会の加虐に苛むランカスターにクラウディアの地中海性顔面をぶつける食傷の極みもかえって呼び塩となってランカスターを脱脂し、あろうことかそれを笠智衆化する。けにろん[投票(1)]
★4ヘアスプレー(2007/米)才能が人の美醜を超える好ましさと社会時評が相容れない。能力志向と差別是正の矛盾までは追及されず、ただミシェル・ファイファーの根性と恥辱が美的達成において突出してくる。けにろん[投票(1)]
★3懺悔(1984/グルジア=露)凡庸こそファナティックというのも、むべなるかなとは思うが、その路線からすると市長を虐待する話にしか見えなくなってしまって、どうも自分にはこのATG映画が苦手だ。寒山[投票(1)]
★4人生とんぼ返り(1955/日)安易に学習されるために行き場を失う感のあるリアリズムは、森繁の症例の劇画化へとメタ化し、リアリズムを表現するためにそれを捨てる。一方で、余裕の河津清三郎らは泥沼化した定義問題を酒の肴にしてはしゃぎ、受け手の情緒を引き締めてしまうようだ。ゑぎ[投票(1)]
★3ダイナマイトどんどん(1978/日)戦略兵器たる北大路欣也の自罰感情にすべてが左右される清算的な状況こそ、この社会時評が糾弾する態度そのものではなかったか、という悪しき再帰性の局面が、田中邦衛の軟体動物のような投球フォームに官能的な撓りを与える。DSCH, けにろん, 寒山[投票(3)]
★3マシニスト(2004/スペイン)自罰感情を仮託された不眠という生理上の不快が逆流して、事を探求する意欲を妨げている。不眠だから不可解に遭遇するのは当たり前で、なぜ今さらおかしがる必要があるのかわからないまま、クリスチャン・ベールはハーレム作りに勤しむ。 [review]DSCH[投票(1)]
★4ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米)拘束具の抑圧に呻きと鼾を漏らす怪熟女の湿性の官能を余所に、何も考えてない男たちは事務机の間隙を疾駆して、乾いたサバンナの原始記憶を蘇らせる。ぽんしゅう, 寒山[投票(2)]
★3豚と軍艦(1961/日)横須賀の起伏を利用した空間の快楽と小ぎれいに撮られてしまうドブ板通りの微温的なフォルム。情熱と技術の過剰がかみ合うこともあれば、的確な射像をなかなか得られず自らを持てあますこともある。 [review]けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★4男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日)カットを細かく割っていられない現場の焦燥が期せずしてホラー映画の画面を構成する。冒頭の美作滝尾の駅舎の窓口に顔を出す寅。奄美で満男と遭遇するそれ。どちらもワンカットで彼は現れギョッとさせる。もはや亡霊であり、それが廃墟を彷徨うのである。 [review]ゑぎ, 寒山, けにろん[投票(3)]
★3ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987/フィンランド)ピルッカ=ペッカ・ペテリウスの胎児状の容貌がオウティネンの母性と反響するのはよいとしても、強運の限度に挑戦する属性の浪費が子宮に内包されるような手ごたえのなさとなってしまい、水子供養のような遣り切れなさが残る。 [review]3819695[投票(1)]
★4ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英)史実の教科書的理解に基づけばダンケルクの成功で宥和派が失脚したことになるのだろうが、この話は虚構の地下鉄場面をでっち上げて、あたかもダンケルクの帰結が不明なうちに決断が行われたかのような印象操作をする。 [review]ゑぎ, けにろん[投票(2)]
★3カジュアリティーズ(1989/米)今回はモリコーネの浪花節に増感された、ただでさえ大仰なデ・パルマ節で、状況がショーン・ペンとマイケルの痴情のもつれとしか解せない。マイケルには鬼畜度を緩和させてしまうショーンもアレだが、マイケルの勇敢さもその好意への甘えに見える。DSCH, ぽんしゅう, けにろん[投票(3)]
★3夜よ、こんにちは(2003/伊)夏休みの合宿が終わらないような、延滞した非日常が醸すフワフワがある。一方で老人のダンディズムに感化を見出したい自惚れた空想と、それを罰したい自己規制がある。 [review]けにろん[投票(1)]
★3トラック野郎・望郷一番星(1976/日)山田洋次の残虐なマドンナたちと違って、この島田陽子は他人の幸福に殉じる人間の悲壮な有り様を認知して、受け手にそれを知らしめるのである。では、どうすれば彼は救われるのか。 [review]けにろん[投票(1)]
★3トンマッコルへようこそ(2005/韓国)メルヘンをリアリズムの隠れ蓑と割り切るあたりが妙にすがすがしく、シンプルな歓楽劇としては、これはこれで情緒のバランスがとれてるのかも知れぬ。寒山[投票(1)]