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disjunctiveさんの人気コメント: 更新順(1/18)

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★3イレブン・ミニッツ(2015/ポーランド=アイルランド)ドミノ倒しのようでいて、その体を成していない。むしろ、薄毛髭オッサンらの肉壁で成形されたピンボールである。筋の離断で宙に浮いた関心が装置自体への興味へ向かう。筋のない辛さが何か醜いものを見たいという倒錯を誘う。 [review]寒山, けにろん[投票(2)]
★4ほとりの朔子(2013/日=米)オッサン向け昼メロというべきハーレム状態を二階堂ふみが観測することで中庸を得ているように見えるのだが、それはタカシくんのアレもアレだらうと思わせる罪深い誤誘導であった。 [review]寒山, けにろん[投票(2)]
★4ブレードランナー 2049(2017/米=英=カナダ)80年代コテコテ美術を景物映画の高雅な文体で模倣しようとする気の狂った開き直りである。あるべき漆器の質感を求める彷徨は記憶をめぐるそれと重なり、悲劇的な気分を高める。 [review]ゑぎ, けにろん[投票(2)]
★4フライト・ゲーム(2014/米=英=仏=カナダ)孤立が解消され、ネタが割れて通俗化しても、人の評価が変わったといううれしさは残り続ける。 [review]3819695, けにろん[投票(2)]
★3300 スリーハンドレッド(2007/米)習志野の第一空挺と普通科の隊員では結果が自明で対位法のスリラーは働きがたい。どう見ても野暮なモノローグは、したがって人格の強度を減じて公平なゲームを語るための必要悪であり、他方で隠し芸大会でもやって力関係の粉飾に勤しまねばならぬ。「世界を神秘主義から救うのだああ」――露骨すぎて愉しい。 [review]DSCH[投票(1)]
★4ズートピア(2016/米)事態の進行も物語の教条性もキツネにより多くのものが付託されていて、ウサギが当事者だとは言い難い。にもかかわらずウサギの視点で語られるから、キツネの段取りが万能すぎて、物事が円滑に進み過ぎるように見えてしまう。 [review]DSCH, ペンクロフ, 3819695[投票(3)]
★3関ヶ原(2017/日)共感の足掛かりとなるには三成の動機が具体性を欠いている。小早川秀秋の、義理立てができなかった後ろめたさの方がよほど実感が籠っていて、生物としての不甲斐なさを訴える。 [review]けにろん[投票(1)]
★3パターソン(2016/米)アダム・ドライバーの如何にも暗黒面なタイプキャストの不穏で盛り上げるイヤらしさをファラハニが救っている。彼女の痛ましい天然さがカップケーキという生活力に拡張され、好ましさに変わることで。 [review]ハイタカ, DSCH, けにろん[投票(3)]
★3IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017/米)事が恐怖への叛逆となることで、履行されない正義への憤りと不可解への憎悪を包摂するような普遍の感情が表れる。スクールカーストも怪奇も同根であり、ソフィア・リリスの垢抜けのなさがこの手の社会的抗議の果敢な担体という類型を盛り上げる。 [review]けにろん[投票(1)]
★3大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院(2005/仏=スイス=独)古典芸能のようなモンタージュを想定していない代物を、放映するにあたってカットで割ってしまう。わたしはこれが苦手で、カットを割り振る演出家の恣意に苛立つのである。解釈を押しつけられた心地がしてしまう。 [review]3819695[投票(1)]
★3皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015/伊)フィクションが感化を与えてほしいとする業界人の強迫観念は、フィクションの効用を期待できない不信の裏返しである。劇中劇に内実がなければないほど、そこに内実があると思わせるべく、感化だけは強大になっていく。 [review]3819695[投票(1)]
★4ファニーとアレクサンデル(1982/独=仏=スウェーデン)初出のハスラー演技から始まって、人前で権威を損なわれる事態に当たって体面を繕おうとする悲痛な努力に至るまで、主教ヤン・マルムシェーが笑いを絶やさない。その性格の様式性の突出が絶えず筋を喜劇のような歩調にしようとする。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4Dr.Tと女たち(2000/独=米)顔貌が性欲の表象でしかないことで、性欲では対応できない事態がリチャード・ギアを不穏の源とする。その助平顔が助平顔でありながら仕事ができる然るべき場所に到達するところで、宿命を見失ったファラ・フォーセットの不安と男の不穏がリンクする。 [review]けにろん[投票(1)]
★3ベイビー・ドライバー(2017/米)そのままでは直視できそうもない文系の自己肥大むき出しの陳述を消費可能なロマンスにするのはアヴァンチュールに身を任せるかのような女性心理である。 [review]3819695[投票(1)]
★3ファーナス 訣別の朝(2013/米)ウディ・ハレルソンにケイシー・アフレックをぶつけてやろうという実験精神らしきものが、憎悪を誘ってやまない二人をその相互作用を通じて理解の射程に収める。 [review]3819695[投票(1)]
★4悪魔を見た(2010/韓国)キャラクターの力関係に応じて彼らの内面を開閉させる方策にここまで頓着しない作風も珍しい。結果、人々は常人とサイコパスの境界を激しく往来し、一貫した性格を失う。恩讐を超えるという課題が人格の脱落とセットで考えられているからだ。 [review]3819695, DSCH[投票(2)]
★3チェ 28歳の革命(2008/米=仏=スペイン)そもそもが、どこから見てもデル・トロにしかならない代物を史劇の枠にはめ込もうという憤飯なのであり、ラテン気質との邂逅に際してデル・トロに世話焼き女房をやらせる違和感が持続する。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4足ながおじさん(1955/米)中盤のダンスパーティーが、抑圧されてきた変態機動を高慢な恋敵の目前で開陳させることで途方もない浄化をもたらせば、後半のレスリー・キャロンの妄想癖が締め木のようにすれ違いストレスを搾り出す。浄化の溜めとなる抑圧作りに成功している。ゑぎ[投票(1)]
★4ウォール街(1987/米)思想の対立項にもかかわらずマイケル・ダグラスとマーティン・シーンが表象においては概して類似の挙動を来してしまう。ハル・ホルブルックにして然りで、描き分けが金融オッサンという共通属性を超えられない。 [review]ゑぎ, 3819695[投票(2)]
★3激動の昭和史 軍閥(1970/日)加山雄三の面の皮の厚さが北村和夫らに受容されてしまう若大将の現実充実の浸潤力が 小林桂樹を青大将化するにとどまらずその心理劇に傾斜させ、桂樹はストレスを糧にして鬼神化する。『黒い画集 あるサラリーマンの証言』や『』の事実上の姉妹編である。けにろん[投票(1)]