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disjunctiveさんのお気に入りコメント(1/23)

阿修羅のごとく(2003/日)★4 実を云うと向田は昭和期最大の脚本家の一人だと思っている。中でも「阿修羅のごとく」と「あ・うん」は畢竟の傑作。基本的に映像作品は出来上がった画面と音が勝負であり、脚本なんてどうでもよい、読んでも仕方が無いと思っているのだが、ごく例外的に殆ど全ての脚本を読んだ作家が何人かいて、その一人が向田邦子だ。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
孤狼の血(2018/日)★4仁義なき』抗争集団劇として台詞の空隙と役者の弾不足が露呈する前半だが、中焦点多用のカメラの包括性と美術の踏ん張りが救う。終わったかに見えた終盤、俄かに映画は継承物語の文脈を獲得しベタなりの強度を纏い出す。パーティ急襲シーンは本篇の佳境だ。 (けにろん)[投票(5)]
ちはやふる -結び-(2017/日)★3 話が深まるか極まるかと思いきや新たな登場人物が乱立し結局は上面をなぞるが如し。まぁ青春はこの程度か。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
カメラを止めるな!(2017/日)★4 迎合的な劇伴と映画賛歌は若干鼻白むところだが、パラノイアな女房・娘との家庭の為に自分を殺して世間に頭を下げる男は不如意な経緯からカメラの前に立った瞬間スイッチが入る。虚構に仮託してクソな奴らをばっさり斬って棄て現場は好循環。これこそ理想郷。 (けにろん)[投票(8)]
ショートバス(2006/米)★4 こいつらには愛とSEXしか無いのかというミニマムな閉塞感を思うが、60年代フラワームーヴの復刻かと思える懐古趣味を色濃く滲ませたJ・C・ミッチェルには矢張り心を射られる。ハードな描写の連続に嫌悪感を感じないのは、その優しさがあるからだ。 (けにろん)[投票(3)]
ショートバス(2006/米)★2 「カタワレ」を求めて真正面から突っ込んできた『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』と根は同じであるにもかかわらず、心に響かなかった。セックスは当人同士で完結するコミュニケーションであり、他者を受け入れる素地は持ち合わせていないのである。 [review] (Master)[投票(2)]
ヘアスプレー(2007/米)★3 特殊メイクで母親役を演じるジョン・トラヴォルタはグロテスクだし、“差別(人種・容姿)撲滅”の名の元にご都合主義が横行している。板(舞台)の上なら気にならなくても、映像でやるなら主人公のデブな女の子が、それまでスターだった美人プロデューサーの娘からスターの座を奪うだけの魅力があるのか納得させるだけの演出が必要では?['08.7.4新文芸坐] [review] (直人)[投票(2)]
懺悔(1984/グルジア=露)★3 ガルシア・マルケス系政治奇譚はたいてい長回しが多用されるもので、カット割りがオーソドックスな本作は逆にユニークに見える処もあるが、結果淡泊。 [review] (寒山)[投票(1)]
男はつらいよ 奮闘篇(1971/日)★4 寅のパワーファイトに対し、誰よりもクレイジーヴァンプをとり続けるさくらは三沢光晴のよう。さくらが津軽を訪ねる終盤は神がかっている。倍賞千恵子を好きすぎる山田洋次のキモさは立派だ。 (ペンクロフ)[投票(2)]
人生とんぼ返り(1955/日)★4 日活版。1950年の東横京都版『殺陣師段平』のセルフリメイクというか、リピートといってもよいぐらい、そっくりな再映画化作品だ。にもかゝわらず、だ。前作と脚本家クレジットが異なっている。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
シン・ゴジラ(2016/日)★2 大衆活劇と割り切っても、登場人物が善人ばかりでは面白くしようがなかろうに。特に後半の失速感は酷い。 [review] (寒山)[投票(3)]
ダイナマイトどんどん(1978/日)★3 「かつての野球少年達は、戦争という青春と時間の断絶を経て、ヤクザに成り果てた。彼等は、体が大きいだけの子供に過ぎない」というさりげないウェットさが隠されていて、はしゃげばはしゃぐほど笑えて切ない・・・はずなのに、どうにも眠い。一本調子で笑いの彫琢が浅く、エモーションを掻き立てる楔がない。たいへん惜しい。『ジャズ大名』の達成とは雲泥の差。キャラは愛せる。 (DSCH)[投票(3)]
ソルジャー・ブルー(1970/米)★3小さな巨人』とともに歴史の内幕もの、と位置付けられているけど、ラブ・ストーリーとしてぐっときました。殺戮シーンは二度と見たくない。 (動物園のクマ)[投票(2)]
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米)★4 詳しいことは読売新聞に書いてあると国会で答弁する厚顔な首相も、記者会見でCNNは嘘つきだとダミ声でまくし立てる大統領も、メディアは自分の道具であるべきだと考えている。ジャーナリストも株主も、それで飯を食う限りメディアは自分のものでないと困るのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
豚と軍艦(1961/日)★3 豚の大群とマシンガンが全ての汚濁を無に帰するというクライマックスありきで、そこに至るあれやこれやが喜劇というには重くシリアスには役者陣も戯画的に過ぎる。ヒロイン吉村実子も風穴を開ける清風を纏うには内実が強すぎ。強弱の統御が足りないのだ。 (けにろん)[投票(2)]
ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英)★3 異常な俯瞰の映画だ。まずは、ファーストカットが議会の真俯瞰、ということで、その宣言がなされている。以降、何度も鳥瞰、大俯瞰があるのだが、まるで『アメリカ交響楽』のラストのような、真俯瞰での大気圏外上昇移動まで見せる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
トラック野郎・望郷一番星(1976/日)★5 不器用にしか生きられない「当て馬」たちへと注がれる、同情ではない、正真正銘の尊敬の眼差しに大感動。下品極まりない分『男はつらいよ』の十分の一も指示されないだろうが別に構わん、俺は桃太郎について行くワン。 (町田)[投票(4)]
カジュアリティーズ(1989/米)★2 告発的な題材を扱っておきながら観終わった後に「いまさら何を」という感想を抱かせてしまうほど罪なことはない。残虐を描くことを目的としながら、ひたすら感傷的な音楽を垂れ流すのは、題材からの逃避であり告発行為に対する侮辱とみなされてもしかたない。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980/日)★5 何故寅は結婚を躊躇し続けるかを巡る一編 [review] (寒山)[投票(5)]
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980/日)★4 傍流とも言うべき作品ではあるが夜間学校という題材を描くに相当に腰が据わっており又松村達雄が好演で見せる。しかし、哀感ただよう伊藤蘭が兎に角可愛い。薄暮の橋の上でピンクのカーディガン。色計算をしたとも思えぬが奇跡的叙情性。 (けにろん)[投票(3)]