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disjunctiveさんのお気に入りコメント(1/24)

ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米)★3 全米ツアーの導入部。ハイウェイを画面奥にした空撮から、バスと自動車にカメラが寄って行って、自動車のフロントガラスをすり抜け、車内を通って後部ガラスもすり抜け、場面転換してコンサート会場の画面まで、まるでワンカットだったかのように見せる。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
1987、ある闘いの真実(2017/韓国)★3 軍事独裁と反共主義の連携が自由主義の弾圧へ繋がるメカニズムが明晰でないままヒロイック酔いどれ検事を配して対立軸に据えるので底浅な感じがするし、並行する学生運動もノンポリ少女の視点では踏み込めない。力作だが詰め込みすぎだし情に流れすぎと思う。 (けにろん)[投票(2)]
1987、ある闘いの真実(2017/韓国)★5 足から外れた靴という小物使いの連鎖が引き出すリアルが、ただの技法ではなく集合的な体験の反映だと語っており見事。警備隊と衝突した後に脱ぎ捨てられた靴の山の禍々しさ、無念さ(含『アパートの鍵貸します』のネタバレ)。 [review] (寒山)[投票(2)]
ザ・ウォーカー(2010/米)★4 画調にしても奔放なカメラワークにしても、どうやって撮ったのだろうと疑問と興味を抱かせる(=撮影とポスプロ作業の境界が見極め難い)画作りはドン・バージェスの仕事。画面全体に占める「空」の面積の大きさが強く目を惹く。往年の西部劇を探しても即座には見つけられないだろう、大きな大きな空の映画。 [review] (3819695)[投票(6)]
ザ・ウォーカー(2010/米)★4 運ぶ男と奪う男。逃げる女と追う男。シンプルなテーゼを事後の虚無的な荒廃世界に描きマカロニウエスタンの復刻として堂に入っている。ヒューズ兄弟の演出はそれなりに抑制され、あざとさ臨界ギリギリ線上。老夫婦宅の攻防の長回しはご愛嬌か。 (けにろん)[投票(6)]
ゼロの焦点(2009/日)★4 大きな夢を目指す佐知子(中谷)と小さな幸せを願う久子(木村)。二人の演技合戦の間で何もできない広末がそのまま禎子を体現しているという嬉しい誤算。鹿賀、本田、西島、野間口らの芝居気たっふりの男のズルさ、弱さ、純情ぶりもいかにも東宝らしい娯楽映画。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
やわらかい手(2007/ベルギー=ルクセンブルク=英=独=仏)★4 孫の為という日常思考から出発し、やがては安寧な飼い慣らされた日常から飛翔する婆さん。些か嘘っぽい話に真実味を付与するキャスティング。フェイスフルも絶対条件だったろうがマイノロヴィッチこそ俺の理想。年増趣味なわけじゃないが。 (けにろん)[投票(5)]
そこのみにて光輝く(2013/日)★4 縦んば菅田将暉がおらなんだら如何ほど味気ない映画に成り果てていたかしらと、想像するだに怖ろしい。(演出意図の範疇とは云え)綾野剛のカラッポ男ぶりとは対照的に身の詰まったキャラクタリゼーションだ。近藤龍人は日本列島の光線とますます親密な関係を築き、北海道の暑気を首尾よく捉まえている。 [review] (3819695)[投票(12)]
わたしは、ダニエル・ブレイク(2016/英=仏=ベルギー)★4 社会のシステム化による殺人は、それが薄まった殺人ゆえに見えにくい。かつてナチスのガス室のようにわかりやすかった社会の殺人は今では年を経るごとにより見えにくくなっている。この映画では、ダニエルの怒りの窓口を公務員にしたことで薄まって見えにくくなったアイヒマンを可視化する戦略を取ったのだが、それは功を奏したのだろうか? [review] (ロープブレーク)[投票(2)]
八仙飯店之人肉饅頭(1992/香港)★5 見直して気づかされる、理知的な構成。 [review] (アブサン)[投票(2)]
ファントム・スレッド(2017/米)★5 本来、「相手を理解する」という行為は途轍もない困難を伴うもので、大半が理解したつもりの共犯関係を演じているだけだ。お互いを守るために。そして、このゲームを破ろうとすると、自ずと二人の関係は命のやり取りになってしまう。その緊張の先にある異形の、便宜的に愛と呼ばれる何か。ビルとザ・ブライドのように。二人の間でしか成立しない、聖域の愛。菜穂子と二郎のように。変態万歳。 [review] (DSCH)[投票(4)]
眠狂四郎炎情剣(1965/日)★3 桃割れの姿美千子のカワユいこと。玉緒だの西村晃だの生臭連中の臭気を終盤、彼女の登場で吹き払うという構成なのはよく判るが不満。当然に彼女を全編でフィーチャーしなくてはならない。 [review] (寒山)[投票(1)]
夏の終り(2012/日)★5浮雲』ほどの虚無感はないが、激情を押し殺し惰性に覆われた無為な年月を描いて細緻である。坂のある三叉路の古式ゆかしい舞台的使用。仰角アングルのパノラミックな多用。満島の毛穴や鼻汗を際立たせるデジタルの解像度。それらが渾然と並存している。 (けにろん)[投票(2)]
眠狂四郎女妖剣(1964/日)★3 トンデモ展開の釣瓶打ち壮観で、分けても素晴らしいのが春川ますみ雷蔵誘って囁く「いんふぇるの」。根岸明美の初夜権仲介する巫女さんも意味が判らない。 [review] (寒山)[投票(3)]
眠狂四郎女妖剣(1964/日)★4 いやあ、このサービス精神はいいです。藤村志保根岸明美春川ますみ久保菜穂子、皆それぞれエロティックな見せ場があって嬉しいし、毛利郁子演じる菊姫のおどろおどろしさも忘れられない。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
狩人(1977/仏=独=ギリシャ)★5 傑作。文句のない傑作。『旅芸人の記録』と比べても甲乙つけがたい。総てのカットに驚きがある。それは大げさな表現ではなく、掛け値なしに総てのカットで、です。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
山河ノスタルジア(2015/中国=日=仏)★3 唐突かつ脈絡なき飛行機の墜落は、この監督、確か『長江哀歌』でも宇宙ロケットを突然発射させていたのを思い出した。この趣味は変わっていて面白いけどイマイチ動機が判らない(含『母なる証明』のネタバレ)。 [review] (寒山)[投票(2)]
阿修羅のごとく(2003/日)★4 実を云うと向田は昭和期最大の脚本家の一人だと思っている。中でも「阿修羅のごとく」と「あ・うん」は畢竟の傑作。基本的に映像作品は出来上がった画面と音が勝負であり、脚本なんてどうでもよい、読んでも仕方が無いと思っているのだが、ごく例外的に殆ど全ての脚本を読んだ作家が何人かいて、その一人が向田邦子だ。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
孤狼の血(2018/日)★4仁義なき』抗争集団劇として台詞の空隙と役者の弾不足が露呈する前半だが、中焦点多用のカメラの包括性と美術の踏ん張りが救う。終わったかに見えた終盤、俄かに映画は継承物語の文脈を獲得しベタなりの強度を纏い出す。パーティ急襲シーンは本篇の佳境だ。 (けにろん)[投票(5)]
ちはやふる -結び-(2017/日)★3 話が深まるか極まるかと思いきや新たな登場人物が乱立し結局は上面をなぞるが如し。まぁ青春はこの程度か。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]