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disjunctiveさんのお気に入りコメント(19/39)

リアリズムの宿(2003/日)★3 尾野真千子登場シーンの作り過ぎの画づらだとか、意味が無いのに意味深に見せる横移動ショットだとか、本作でもちょっと鼻につく演出がちらほら。でもこれらを含めて「写実主義」−現実らしさを映す−という意味での「リアリズム」の真逆を志向してるところは良い。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ドント・ブリーズ(2016/米)★4 往々にしてありがちな超常やサイコの陥穽に落ちぬのが良い。全篇、爺さんの行動は元軍人で盲目ならの妥当性に裏打ちされてる。演出も骨太。カメラ位置の必然を感じるし長回しも適宜。ただねえ馬や牛の種付けじゃあるまいし人間もあんなんでそうなるのかね?。 (けにろん)[投票(2)]
ドント・ブリーズ(2016/米)★4 事故で娘を失った盲目の退役軍人という一見、弱者設定の復讐鬼。一方、被害者側の主人公たちが盗賊という感情移入を遮断させるような設定とが相まって、単なる追いかけっこホラーの幼稚さから見事に脱却している。 [review] (まー)[投票(2)]
アレクサンドリア(2009/スペイン)★4 命を賭して貫く信念と言うより、ふとした身の処し方への拘りから袋小路へ追い込まれ引き下がれず抗えない女。愛しい女の苦境に男が成すべき誠実。宗教戦争の現代へと連なる普遍を背景にマクロとミクロの往還技法の冴えとピン送りの必然。傑作だが短いのが難。 (けにろん)[投票(2)]
エイプリルの七面鳥(2003/米)★3 いかにもサンダンス好みらしいといえばらしい。ただ、登場人物のキャラクター描写がいまいち浅くて、それぞれの行動の動機がはっきり見えてこない。もっと丁寧に掘り下げて2時間弱くらいの尺にしても罰は当たらなかったのでは?[ヤマハホール (試写会)/SRD] (Yasu)[投票(1)]
ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003/米)★3 雨や泥濘の西部劇を志向するケヴィン・コスナーというのは誠に好ましいと思うし、正直これだけ堂々たる本格西部劇が臆面も無く作られるとは思ってもみなかった訳で、西部劇ファンとしてはとても嬉しいのだが、反面、どこか違和感のある画面が繋がる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
そして父になる(2013/日)★3 ちょっとすれ違ってしまった感じ。 [review] (ペンクロフ)[投票(4)]
パーフェクト・ワールド(1993/米)★2 イーストウッドだからと持ち上げると、却って失礼なくらい弛緩した映画だと思う。全ては御大の八方美人と逃げに起因。ローラ・ダーンを起用しながらこの有様なのも気に入らない。 [review] (DSCH)[投票(3)]
海街diary(2015/日)★3 一見素敵でいい匂い、しかし小さな苛々は積み重なるばかり。 [review] (ペンクロフ)[投票(4)]
サクリファイス(1986/スウェーデン=英=仏)★3 オープニングの海辺に松を植えるシーン。超長回しで微妙にカメラが動いていく。それを眺めているだけでこんなに面白い。 [review] (緑雨)[投票(3)]
この国の空(2015/日)★4 男と子供が消え精気をなくした街に降りそそぐ爆弾は、とどめを刺すように残された女を焼き尽くす。二階堂ふみの抑揚のない女言葉の口跡が諦観の日常に艶めかしく響く。抑圧された生命の証であるエロスが、生き物が生き続ける欲望となって暴発するのは必然。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015/伊)★2 鋼鉄ジーグに感化されて映画を創るのは大いに結構だし70年代アニメを浴びてきたオレ的には嬉しいが、ジーグのどこに惹かれたのかが全く分からず、主人公に「オレの名は司馬宙」と言われても全く盛り上がらない。とりあえず個人的に本作はナックルボンバーで粉砕しておこう。 (クワドラAS)[投票(1)]
ある日どこかで(1980/米)★3 SFでもファンタジーでもロマンスでもなく、私にはホラーですね。処女(?)の一念「時」をも通す。ポートレートのジェーン・シーモア、綺麗ですね。でも、怖いですね、あの微笑み。写真に写った想い(呪い)の深さは『シャイニング』のJ・ニコルソンと同根ですね。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
帝一の國(2017/日)★5 文句なく面白い。ただ、菅田将暉が主役にもかかわらず竹内涼真の映画になってしまっているのが悩ましい。 (サイモン64)[投票(1)]
帝一の國(2017/日)★3 ただただ、この学校では異端児、逆に言えば普通の学生・大鷹弾(竹内涼真)が主役を完全に食ってる。物語的にはさほど面白くない。マイムマイムで形勢逆転とか子供騙しもいいとこ。挙句の果てに子供の闘争に親が加担する辺りはもう呆れた。そういう物語なんだろうけれども。 (IN4MATION)[投票(1)]
アウトレイジ 最終章(2017/日)★3 自殺ならぬ自決。自分のための他人、他人のための自分。生還以後の北野武のモラルはつまるところはやはり贖罪としての「献身」。「若い衆やっちゃった…」。自作自演のスター監督兼俳優にだけ許される『許されざる者』の末路。演者達の活力の欠乏がむしろ作劇の負の活源として画面を跳梁する。笑って泣く道化の映画。〔3.5〕 ()[投票(3)]
アウトレイジ 最終章(2017/日)★3 ああ、海だなあと思ったら、初めこそ青いものの、以降これがあまり青くなく、罵声を添えて銃弾まで撃ち込んでしまう。血飛沫も多くて赤い。自分のキャンバスを敢えて汚そうとしているかのよう。ヤケクソな遺言めいている。 [review] (DSCH)[投票(6)]
パターソン(2016/米)★3 市井に埋もれる私的芸術もまた善き哉。しかし美少女ちゃんに話しかけて警戒も通報もされないアダム・ドライヴァーに芸術など必要なのかと腹が立つ。オレは散文しか信じない。 (ペンクロフ)[投票(1)]
永い言い訳(2016/日)★3 妻が亡くなっても悲しむ理由がない主人公が、世間体や不倫の贖罪のために子育ての手助けをするという…これって物語としてどうなの?完璧に竹原ピストルに持ってかれてるモッくんが痛々しい限り。68/100 (たろ)[投票(1)]
永い言い訳(2016/日)★3 モッくんの子育て(風)奮闘記。長いだけで全く言い訳になっていない。ごめんなさいもなければ、愛してたもない。こんなん思ってたんと全然違う。そういう意味では過ぎし日の悔悛映画ではない。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]