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disjunctiveさんのお気に入りコメント(8/39)

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969/日)★3 私も乱歩を好んで読んだのは、随分と昔のことなのだが、本作を見ながら、一番思い出したのは、矢張り「孤島の鬼」でした。まずは、冒頭の精神病院のシーンが異様な演出だ。上半身裸の女たち。なぜか、女性監房に一人だけ男子−吉田輝雄がおり、女たちに囲まれる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
デトロイト(2017/米)★3 「その昔、こんなことがありましたから注意しましょう」ぐらいにしか響きませんでした。 [review] (K-Flex)[投票(2)]
デトロイト(2017/米)★3 50年前の事件を持ち出してきて、今、何を伝えたかったのかよく解らない。余計な深読みだが、自白強要や聖歌隊の逸話からすると「祈り」がテーマだろうか。執拗に揺れ続け、短く切り刻まれた画面は造りもの感を増幅するだけで恣意的な“雰囲気”しか伝わってこない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017/タイ)★1 たかが娯楽映画とはえカンニングに挑む若者たちの「良心」について、肯定的にせよ否定的にせよ説得力が足りないので、彼らの動機と行為にまったく共感がわかずスクリーン上の狂騒にサスペンスを感じません。製作者たちによって人格を無視された若者たちが哀れ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017/米)★4 矢張り、この人は一筋縄ではいかない作家性のある監督だ。ディズニーのファミリー向け映画の後に、こんなとんでもない問題作をぶっこんで来る。まずは前半の3つの長回しは、かなり挑戦的な姿勢じゃないか。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
search/サーチ(2018/米)★3 マカーめ。 [review] (ペンクロフ)[投票(2)]
映画大好きポンポさん(2021/日)★3 アカデミー賞授賞式セレモニーのイメージで始まる。この映画でも、オスカー(みたいな賞)が、動機づけとして機能しているように描かれている。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
パラサイト 半地下の家族(2019/韓国)★4 「時計回りで」ってセリフ思いついた人、天才じゃないかな。 [review] (緑雨)[投票(3)]
天と地と(1990/日)★3 今さらこれを見たのは、最近『信虎』という映画を見、武田家関連に興味がわいた、というのが主たる動機です。また、本作の世評の低さについて、私の好みで云っても、納得できるかどうか、確かめたかった、というのもあります。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
007 スペクター(2015/米=英)★4 最近の007の中では、まれに見るアクションの地味さ、迫力のなさだが、なぜかそれが非常にピッタリしてよかった。(思えばシリーズ中有名な『ゴールド・フィンガー』もかなり地味) スペクターのボスはかなり好演で、一話完結には惜しい気もする・・・ あと何の関係もないけど、「009」も一目見たかった; [review] (YO--CHAN)[投票(1)]
テロ,ライブ(2013/韓国)★4 韓国映画の面白さを最優先させる感覚は間違いなく正しいと思うも、リアリティ・レベルのコントロールにご都合が見えると、感情曲線にも乗れなくなるのが映画の難しいところ。アルカイダ顔負けのテロスキルは、大統領府をストライクできるって! (kiona)[投票(1)]
ファーザー(2020/英=仏)★4 映画の虚実、真実性についての映画。アンソニー・ホプキンスの認知の錯綜が、映画として、とても良い加減(いい塩梅)なのだ。錯綜は、人物、その発言、物(美術)、場所、時間などで発生する。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
ファーザー(2020/英=仏)★4 ホプキンス老人は腕時計と家(作中でフラットと称される)に執着する。「いま」「どこ」にいるのかが、自分とこの世をつなぐ最後の“拠りどころ”なのだ。思えば映画はこの世で唯一「時間と場所」を操ることができる魔手だ。だからこんな恐ろしいことが出来るのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
ズール戦争(1964/英)★3 グサッという効果音が欲しいところ。 (黒魔羅)[投票(1)]
女と男の観覧車(2017/米)★4 ブリキ玩具のような毒キノコ色のコニーアイランド。どす黒いオレンジ色に染まる女の部屋。窓外には観覧車が血を滴らせた骸骨のような姿をさらす。いつしか女を包む希望もどきの青ざめた光も生気なく虚ろだ。女は自分の閉塞と願望の振れ幅の極端さに気づいていない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
女と男の観覧車(2017/米)★4 劇作家志望の海水浴場監視員ジャスティン・ティンバーレイク=ミッキーによるカメラ目線・モノローグの進行は相変わらず鬱陶しくて、好きになれないのだが、ヴィットリオ・ストラーロの超絶照明には驚愕する。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
真昼の決闘(1952/米)★5 我が身を鑑みて加勢するしないの問題に留まらず現状の維持と打破をめぐる政治的な視野に至る点でナウである。彷徨するクーパーレインの主題歌、時計の進行と駅で待つ3人を執拗に反復しつつ一方で4角関係の緊張が行方を定まらせない。強靭な設計。 (けにろん)[投票(2)]
爆裂都市 Burst City(1982/日)★3 映画の暴動というシステム破壊の意図はクライマックスで暴動を描いた映画にすり替わってしまう。殻を破砕して観客に突きつけるべき何かは現場の狂騒への自己充足で収縮してしまった。若気の至りとも言うべき薄さ故に、あまりに一本調子で途中で飽きがくる。 (けにろん)[投票(2)]
アシュラ(2016/韓国)★4 いやーホントすごいねえ… 洪水のような暴力の果てに、なんだか判らない解放感がある。我々小市民には縁がない(と思っていたい)特大の暴力を振るったり振るわれたりを、血みどろ役者たちが代行してくれている。 [review] (ペンクロフ)[投票(3)]
ミッドサマー(2019/米=スウェーデン)★3 狂気とは確信である。当事者には忌避される理由がわからないから隠そうともしない。全てが開けっぴろげに晒される。闇がない、白夜。聖域がない。壁がない。同じ共同体の暴力でも、空間の扱いについて、幾多の壁で仕切られる『ローズマリーの赤ちゃん』の都市的空間(聖域の集合体)との対比から見ると前半は面白いが、後半はそのコンセプトと矛盾していく。 [review] (DSCH)[投票(3)]