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[コメント] ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米)

ケイト・ブランシェット観とったら、いいもん。
夢ギドラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







色々悪い感じで重なったように見えました。本作は、スコット・フィッツジェラルドの短編小説をもとにエリック・ロスが脚本を担当。デヴィッド・フィンチャーが監督。フィッツジェラルドの作品は"見かけよりも深い意味が込められている"が、本当に分かり難く込められているし、映像化には全く向かない。それを「フォレスト・ガンプ」や「ミュンヘン」をやった脚本家が奇抜エピソードを抽出して起伏無く繋げ、無駄に長いフィンチャー監督が撮る。全体を通したら、そんな内容ですよ、うん。

だけどフィンチャー監督の何処が凄いかというと、本作で何処が凄いかというと、ケイト・ブランシェットの背中の映像なんかにあると思います。26歳のデイジー。真っ赤なドレスで、背中は大きく開いていて染み一つ無い。それをベンジャミンの視線ですーっと追っていくカメラ。いきなり不倫してる50歳頃のデイジー。背中には年相応の染みが。それをベンジャミンの視線ですーっと。老いを、こんな風に描写するところが、好きでした。 日本軍がベンジャミンの乗る船に発砲した場面の映像は、また別でこれもカッコよかったでした。

私は、ケイト・ブランシェットが出演している映画は映画館でくらい好きなので、顔の接写や踊りを観れて、低い声を聴けたので、わりと満足しました。

(評価:★4)

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