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檸檬さんのコメント: 点数順

★5事件(1978/日)空撮のオープニングタイトルと音楽で否応無しに引き込まれる。回想を巧みに取り入れた法廷劇として傑出。 [review][投票(4)]
★5しとやかな獣(1962/日)序盤の伊藤雄之助山岡久乃浜田ゆう子川畑愛光一家の会話のシュールさにもうヤられる。そこに、悪女を演じて右に出るもの無しの若尾文子が投入されれば、世界最強のブラックコメディーへ。脚本、映像、音楽ともに実に映画的で、鮮烈な記憶として残る。 [投票(2)]
★5女の勲章(1961/日)仕事と恋愛がカラむ女と男の一面を凝縮、悲喜劇として展開させ、さらに、キャラクターをバランスよく出し入れした脚本(新藤兼人)によって、映画のボルテージは最初から最後までなかなか高い。 [review][投票(2)]
★5犬神家の一族(1976/日)市川崑の快進撃にして復活劇。大野雄二の音楽に乗り、タイトルが出る瞬間の興奮は格別。[投票(2)]
★5紀ノ川(前編・後編)(1966/日)成島東一郎の映像と武満徹の音楽に引き込まれ、大河ドラマ的でありながら、細やかなセリフや人物造形に唸った。[投票(2)]
★5Wの悲劇(1984/日)記者会見の映画的な巧さ、薬師丸ひろ子も巧かった。そして、ノリにのる三田佳子薬師丸ひろ子に偽装を持ちかける長回しのシーンや、共演者への大演説などは何度でも見たくなる。[投票(2)]
★5「女の小箱」より 夫が見た(1964/日)増村保造は今作でも絶妙なタイミングでエンドマークを入れてくる。この点、ホント達人。 [review][投票(2)]
★5あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)女の在りよう、男の在り方、親子といった題材をコミカルにちょっぴり切なく伝える、市川崑の隠れた名作。息がぴったりの若尾文子京マチ子に加え、男3人の情けなさも実に面白い。 [投票(1)]
★5櫻の園(1990/日)バカバカしくも微笑ましく、淡くも確かな気持ちが交差するシーンが繋ぎ合わせられた限られた時間が、画面を少しだけ飛び越えて輝いて見える。特につみきみほのクールで芯のある存在感が忘れられない。 [投票(1)]
★5阿弥陀堂だより(2002/日)信州の風景と美しい音楽をバックに登場する人物に、魅了される。 [review][投票(1)]
★5香華(前編・後編)(1964/日)母親(乙羽信子) のやりたい放題は笑って見ていられるギリギリのラインだが、そのへんが気持ち良かったり、この映画の魅力。そこに食ってかかる娘(岡田茉莉子)とのツーショットの迫力は永久保存版。セット美術の素晴らしさも忘れてはならない。 [投票(1)]
★5蜘蛛巣城(1957/日)登場人物のセリフが聞きとりづらいという欠点を、軽く補ってしまう程の魅力を持った映画。完璧な脚本の、これ以上は望めない映像化として、黒澤作品のベストオブベストに推したい。[投票(1)]
★539 刑法第三十九条(1999/日)まさに脇を固めた希木樹林江守徹が大健闘。山本未来がちょい役ながら印象深い。主演、鈴木京香に至っては、おそらくこれが最高作。 [review][投票(1)]
★5黒い十人の女(1961/日)2002年、監督自身によりテレビドラマでリメイクされたが、本作の船越英二岸惠子山本富士子の演技がおそろしく巧いことを再確認。 [review][投票(1)]
★5疑惑(1982/日)悪女映画の金字塔として、後の後まで語り継ぎたい。 [review][投票]
★5深夜の告白(1944/米)脚本の構成や演出が、ゾクゾクとさせる緊張感を見事に引き出している。だがやはり、バーバラ・スタンウィックの異様な魅力や雰囲気がなければ、こんな傑作は生まれ得なかったと思う。 [投票]
★5浪華悲歌(1936/日)現代でも洗練されて見える美術や撮影。しかし、何と言っても山田五十鈴がカッコいい。ラスシーンは関西弁も表情もキマりすぎて圧巻。[投票]
★5上意討ち 拝領妻始末(1967/日)脚本と言い、映像と言い、スリリングな見事な語り口。キャスティングも手堅く、おすすめモノクロ時代劇。[投票]
★5山椒大夫(1954/日)近松物語でも言えるけれど、怒りや愛憎といった情念を、客観的でありながらこれ以上ないほどの方法で伝えた、役者や溝口、宮川をはじめとしたスタッフ全員、あっぱれ。[投票]
★5鍵(1959/日)谷崎文学をエロティックなブラックコメディーにしてしまう市川崑和田夏十夫婦のセンス、おそるべし。難易度高そうな郁子役を、京マチ子は眉をつり上げ完璧にこなす。いいとこなしの叶順子も笑いのツボ。 [投票]