ストーリー展開の随所にちりばめられた複線が、さりげなく紡がれていくのはこの監督の技がさえている所なのだろう

でも、前作では悪役に飲み込まれ、すっかり存在感が薄くなり、さえなかったバットマンだが、今回は汚名挽回と思いきや、適役にぼこぼこにされるは、メカは盗まれるは、会社は乗っ取られるは、やはり汚名挽回とはいかなかった。

このダークナイトのシリーズでは、バットマンが人間である事は良く描かれていて、人間ドラマが成り立っていることは賞賛に値する。でもね、やっぱりヒーローを見に来ているんだから最後だけで無く、きちんと悪役をやっつける格好良さは見たかった･･･ 最後にアン・ハサウェイにどかんとやられて、おしまいってのは無いんじゃないのかなぁ

これで、ダークナイトのシリーズは終わり？？個人的には続いてもおかしくないとか感じていますが、クリストファー・ノーランの次回作に期待します。