[コメント] セブンス・コンチネント(1989/オーストリア)
ミヒャエル・ハネケという人は、映像を通して我々の感情をコントロールすることを楽しんでいるのではないか・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そう思ってしまうくらい、心の奥底まで突き刺さってくるような映像作品です。描かれているのは、どこにでもいそうな普通の家族の「日常生活」の姿とその「日常生活」を自ら破壊していく過程であって、正直ドラマ性なんてものは無きに等しいです。
「○○だから、こうなった」というような前提の説明が排除されているんで、この作品を理解しようとすると、その原因探しを自らの経験、知識に求める以外にないので、他人事もしくは作り話として観ることができなくなってしまうんですよね・・・・・。まあ、いろいろと考えさせられました。
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