[コメント] ブラッド・ダイヤモンド(2006/米)
アフリカはとことん悲劇の大地である
そこにあるのは格差だ。先進国との経済的な格差、武装勢力と民間人との武力の格差。
ウガンダやルワンダでは、その格差を解消する手段はなく、主導権争いがあった。 しかしシエラレオネにはダイヤがあった。一発逆転のチャンスがそこにある。 主導権争い以外に争いの因子がある。だからこそ起こる悲劇。
映画ではそれは当然のごとく乗り越えられる対象だ。でも実際はどうなのだろうか。 そういった犠牲の上に成り立っているものがあることは理解しておくべきであると感じた。
映画の出来としては、アカデミーの演者部門にノミネートされた二人はさすがの演技。 総合的に見てディパーテッドよりもよっぽど評価すべき映画であると個人的には思う。
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