[コメント] ディファイアンス(2008/米)
ストーリーにおける幹が複数存在し、その序列がはっきりしないため散漫な印象を受ける。どれでも良いのだが何をメインにしたいのかは明確にすべきであった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ユダヤ人同士の確執、兄弟間の確執から和解、共同体内部の瓦解から再生、ドイツ軍に対するゲリラ戦、内容から考えれば盛りだくさんではあるのだが、どれも表面的で大味になってしまっており、印象は弱い。
「食料調達部隊は厚遇されるべき」という意見を巡る一連のシーンは話全体にしては影響が薄いので全カットで、他に時間を割いたほうが良かったのではないかと思う。あと、主役の兄弟の人物造詣はもっとしっかりすべき。ここが甘いので冒頭部はあまりにも淡々と進行してしまっている。全体的にもったいないのだが、ここは特に際立っている。
終始、残念な作品であった。
(2009.03.01 TOHOシネマズ川崎)
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