[コメント] グリーン・ゾーン(2010/米)
けれんみのない優等生的「アクション」映画。ボーンシリーズの良かった部分を薄めた結果、凡庸な作品になっている。
悪い作品ではないのだが、あまり魅力的なポイントがない作品である。
別に告発を意図した企画ではないだろうし、アクションで魅せようとした企画でもない。今回の描写対象であればミラーを主役に据えるのではなく、誰かジャーナリストを主役に据えて、情報戦をメインに混乱状態を描いた方がよりスリリングな作品になったのではないかと思える。
ボーンシリーズからアクションの斬新さを抜いた作品が本作である。したがって、若干政治的な香りのするほんのり社会派な作品という程度のものになった。「画」の強さはあるだけに、もったいないと思う。
(2010.05.21 横浜ブルク13)
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