[コメント] 乱暴と待機(2010/日)
小劇場演劇の舞台設定の広げ方が的確。本谷有希子の世界観表現もほぼ完璧なレベルにあり、なかなか満足できる作品だった。
おそらくは本谷有希子の舞台作品を観ていない人にとっては、訳が分からない作品なのだろうと思う。彼女の世界では突飛な人間がそうなったバックボーンの説明がないまま無造作に提示されて、そのままストーリーが展開されていくので、その前提条件を理解していないと、単純に不愉快な奴が喚いたり叫んだりしているだけの作品と映る可能性が高い。
ということを頭に入れて観に行って下さい。冒頭で戸惑わないために、これだけの情報があれば十分です。
(2010.10.10 109シネマズMM横浜)
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