[コメント] ロッキー5 最後のドラマ(1990/米)
「若さ」を「悪」に変換した勧善懲悪は如何なものか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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本作は、スタローン自作自演によるプロモーションビデオといっていい内容。
財産を失っても決して取り乱さず誰を責めるでもなく、貧しい暮らしでも家族のためには愛情を惜しまず、ロッキーを裏切ったトミーにブーイングが向けられてもロッキーだけはトミーを思いやる、なんという物わかりのよさ。
しかしケンカを売られると最後には倒してしまい、ギャラリーから祝福を受ける。5作目にして初めて、ついにロッキーは最後までリングに上がらない。それでは落としどころをどこにもってくるか。その回答がラストのストリイートファイトだったわけで、歳をとって分別がつくロッキーが、大金に目がくらんで道を誤った弟子をボコるのは、観ていて痛快とは言えなかった。
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