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チャップリンの消防士(1916/米) | 火災現場となかなか出動しないチャップリンたちのカットバック。やっぱりチャップリンも「古典」から映画の話法を学んでいたのだなあ。エドナ・パーヴィアンスの救出は緊張感があってよい。 | [投票] | |
チャップリンの舟乗り生活(1915/米) | 物語が進むにしたがって、サイズや構図に工夫が施されたショットが増える。食事のシーンはさすがチャップリンといった感じでなかなかの見ごたえ。 | [投票] | |
エド・ウッド(1994/米) | なんと美しい泣き笑い映画だろう。この映画を見る限りでは、エド・ウッドは「なんとしても映画を完成させる」という才能だけは突出した人物だったようで、実はそれこそ映画監督にとって最も必要な能力ではないのか。という気にさせられてしまう凄い映画です、これは。 [review] | [投票] | |
バットマン(1989/米) | 心を仏にしてジャック・ニコルソンの悪ふざけは許すとしても、やっぱりそれほど面白くはない。傑作『バットマン・リターンズ』との最大の差は美術だろう。悪夢を見ているかのような眩惑を覚える、というところまでには至っていない。 [review] | [投票] | |
ビートルジュース(1988/米) | 私にとって、これはジーナ・デイビスとウィノナ・ライダーのための映画。ふたりが愛しくてたまらなくなってしまう。特に優れた出来の映画だとは思わないが、キャラクタに掛替えのない魅力がある。私は好きだ。 [review] | [投票] | |
恋人たちの失われた革命(2005/仏) | 観客がこの映画に対して「退屈だ」という感想を抱いたとしてもそれは無理からぬことだろう。それは、これが「退屈な日常」を誠実に描いた映画だからなのだが、むしろ私は退屈な日常を描いているにしては面白すぎる、と思ってしまう。 [review] | [投票] | |
フランケンウィニー(1984/米) | 斜めに伸びる影が印象的な、実に端正なモノクロ画面。ティム・バートンはもっとモノクロ映画を撮るべきだ。 [review] | [投票] | |
ヴィンセント(1982/米) | 簡素であるがゆえにティム・バートンのデザインのエッセンスが詰まった世界。しかし犬が爆発した直後のカットの霧や窓から差し込む光はまったくのリアリズムで、非常に驚かされる。 | [投票] | |
マルクス捕物帖(1946/米) | 三兄弟の中では最年少というだけあってグルーチョがいちばん元気か。物語に絡め取られていくマルクス兄弟を見るのは痛々しくもあるが、家屋破壊や梱包ギャグは兄弟の面目躍如といった馬鹿馬鹿しさ。 | [投票] | |
マルクス兄弟デパート騒動(1941/米) | まずハーポがチコではなくグルーチョとのコンビとして登場するところで「おや?」と思わせるのだが、結局はいつもと同じ物語に収束していく。ギャグの数々も今ひとつの感が否めないのだが、最後の大逃走・追跡劇のおかげで最終的には「ああ面白かった!」となって帳尻が合う。 [review] | [投票] | |
明日へのチケット(2005/伊=英=イラン) | アッバス・キアロスタミによる第二話が傑出しているものの、どれもすばらしい。 [review] | [投票] | |
東京ゴッドファーザーズ(2003/日) | よいと思う。が、それゆえに不満点も目につく。 [review] | [投票] | |
御冗談でショ(1932/米) | 名曲“Everyone Says I Love You”(三回歌われる)のおかげで、パラマウント期のマルクス作品では『カモ』に次いで音楽が充実している。正直云ってギャグのレヴェルや密度は前後作と比べると劣ると思うのだが、ロケーション撮影部分が抜群にすばらしい。傑作。 [review] | [投票] | |
いんちき商売(1931/米) | 面白いなあ。マルクス兄弟のギャグは相変わらず冴えまくっている。 [review] | [投票] | |
けだもの組合(1930/米) | これも凄い映画。マルクス兄弟のテンションの高さは天井知らずだ。ゼッポの存在感がとりわけ薄い一作でもある。 [review] | [投票] | |
最前線物語(1980/米) | 最高に面白い。凄惨な殺戮とほのぼのムードの驚異的な併存に呆気に取られる。やたら動物が出る戦争映画としても記憶しておきたい。 [review] | [投票] | |
ココナッツ(1929/米) | ギャグは傑作級。と云ってもマルクス兄弟にしては平均レヴェルに過ぎないのだが、平均でも傑作なのがマルクス兄弟なのだ。 [review] | [投票] | |
話の話(1979/露) | 凄まじい映画だ。輪郭の明瞭な物語を抽出することはできないが、この強靭な画面の連続の前ではそもそもそんなことはまったく不要だ。とりわけ画面左手前から右奥へと列車が走り抜けるカットと自動車が行き交うカットには真に驚愕した。 | [投票] | |
ダイヤルMを廻せ!(1954/米) | 原作が舞台劇であることに起因する窮屈さは否めないが、その窮屈さをいとも鮮やかに緊張感に転化させてしまう卓越した演出ぶりはさすがヒッチコックと云えよう。 [review] | [投票] | |
メトロポリス(2001/日) | しっかりと暗闇を描くことができている画はよいし、サウンドトラックにも気が使われている。ショットごとシーンごとの演出もまずくはないと思う。 [review] | [投票] |