[コメント] ディボース・ショウ(2003/米)
手抜きではないか。あるいはこれが本気で撮られたものだとしたら、コーエン兄弟に対する失望はより大きいと云わざるをえない。たとえば弁護士集会でのジョージ・クルーニーの演説シーンなんて、クルーニーの演技に頼っているだけで撮影にも演出にも創意が感じられない。
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そうは云ってもやはりコーエン。作劇の技術の高さは安定しており、事務所のボストム・アルドリッジや喘息の殺し屋アーウィン・キーズといった物語を破綻させかねないキャラクタを、むしろ物語を引き締めるために登場させるあたりなんて見事だし、ラストをセドリック・ジ・エンターテイナーとジェフリー・ラッシュの再登場で締めくくることで「お話」の完成度を高めるあたりの手際も鮮やか。
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