[コメント] 逃走迷路(1942/米)
ロバート・カミングスとプリシラ・レインのロマンスの始まり方はいつも以上に強引で、さすがにちょっと許容しがたいレヴェル。全体的に粗雑なつくりと云わざるをえない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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しかしながら、モノクロの美しさにかけては絶頂期突入といった感じだし、聡明な盲人やサーカス団といった突飛な脇役も忘れがたい。また、舞台装置の使い方はやはり最高に巧い。特に後半の映画館と自由の女神。自由の女神につかまるノーマン・ロイド、そのほつれてゆく袖の大写しと女神像をなめての海・空のショットのカッティングには心底震えた。この緊張感持続術。
ところで、これはロバート・ミッチャムがはじめて出演した映画らしいのだが(通行人役)、私はぜんぜん気がつかなかった。
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