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[コメント] キャピタリズム マネーは踊る(2009/米)

「なぜ人々から家が奪われねばならぬのか」という怒りがこの映画の発端であり中心だろう。それはきわめて「肉体的な」情動だが、被写体ムーアの肉体に刻まれた老いと疲れこそが胸に迫る。作品を重ねるごとに深まる悲愴感。一見威勢よく共闘を呼び掛けて映画は締め括られるが、それは彼の孤独の告白にほかならない。
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