[コメント] マクダルのカンフーようちえん(2009/日=香港=中国)
ジャンル風の定型展開を外れて観客を振り落としても得意ぶった独善を嗅ぎ取らせず、意想外の手順を踏んだストーリテリングでもって、ただ時間の堆積によってのみ可能な感傷を映画化してみせる。しかしその感傷の主体はもっぱら観客であり、キャラクタは一向それに頓着しないというのが作者の平衡感覚だ。
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