[コメント] カッコーの巣の上で(1975/米)
その帰結を含め「指導者」ジャック・ニコルソンの「物語」に必然性はあれど、全体としては娯楽映画の骨法に行儀よく収まっている。それは精神病院という場の特殊性と語られていることの一般性の按配の問題でもあるが、この題材を口当たりよく仕上げようとする演出はクレバーな判断に基づく。とも云える。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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(とりわけラストは)「ショッキングな」展開を音楽で盛り立てるという「べたべたと煽情的な」演出が行われるが、その演出を選択させたクレバーさが映画/物語に対する監督の愛のなさまでも感じさせることは興味深い。
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