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★3レディ・プレイヤー1(2018/米)ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』が俳優部の恐るべき充実によってスピルバーグ・ワークスの首位集団に身を置いた一方、これは際立った被写体の貧弱ぶりでブービーを争う。ベン・メンデルソーンマーク・ライランスサイモン・ペッグは、私が見た限りの出演作で最も退屈な芝居に終始している。 [review]寒山, Orpheus, けにろん[投票(3)]
★4脱出(1945/米)ここでもホークスの演出は圧倒的でありながら、俄かには圧倒的であることをも感じさせないという最良の「アメリカ映画」を体現している。この傑作を前にした私たちにとって最も難しい行為とは『カサブランカ』を想起することではないか。 [review]寒山, 動物園のクマ[投票(2)]
★3トロン LEGACY(2010/米)3D表現に関して『アバター』と対抗するもうひとつの極を形成しようという気概はある。(どちらも画面に占める実写素材の割合は極めて小さいとは云え)『アバター』がどこまでも自然の風物で構成された世界で飛翔運動を活劇の中心に据える一方、こちらは暗黒と人工光の無機質空間で疾走運動を展開する。 [review]DSCH, Lostie, HW, disjunctiveほか5 名[投票(5)]
★4どん底(1957/日)俳優部の充実度は黒澤でも屈指。三船敏郎山田五十鈴のスーパースター対決はむろん見ものだが、脇役好きにもよだれが止まらない映画だ。田中春男三井弘次左卜全東野英治郎藤原釜足三好栄子上田吉二郎千秋実! そして映画俳優としてはまだ駆け出しながら既に面白すぎる中村鴈治郎!! [review]動物園のクマ, いくけん, 緑雨, 直人[投票(4)]
★4バリー・リンドン(1975/米)キューブリックの最高傑作を選ぶとすればそのフィルモグラフィの半分が候補に挙がってしまうと思われるが、これもそのひとつ。仮に最高傑作ではないにしても「最高到達点」であることは間違いない。映画史に屹立する画面美。 [review]緑雨, DSCH, きわ, おーい粗茶[投票(4)]
★4羅生門(1950/日)森における光の操作をはじめとしてこれほど冴えた撮影を誇る映画がしかし最大級の面白さを獲得するに至っていないことに、構成そのものを主題とした映画の限界を見る。ラストは恒例のお説教タイムでげんなり。お前は何様だ? とも思うが、黒澤様なのだから聞き入るしかない。もはや作家の署名である。 [review]寒山, Lostie, , 赤い戦車ほか9 名[投票(9)]
★4肉体の悪魔(1947/仏)悪くないじゃん。安定志向の画面設計は一見いかにも「良質」だが、ジェラール・フィリップ中心の芝居の組立てを邪魔しない程度の冒険も認められる。鐘の音と爆発音(?)を重ねるなど音響演出も幼稚なりに気は利いており、ディゾルヴの仕方にも工夫が見られる。水面・鏡・雨・ボート・列車などの細部の充実もなかなか。ゑぎ[投票(1)]
★4キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014/米)謀略を暴くことが求められてもキャプテン・アメリカは知的な小細工を弄さない。窓も扉も壁も体当たりでぶち抜くクリス・エヴァンスの「激突」「突破」アクションの直線性がキャラクタを語る。加えて円盾とアンソニー・マッキーの「旋空」が曲線性を導入し、場はくまなくアクション空間として消費される。ロープブレーク, セント[投票(2)]
★415時17分、パリ行き(2018/米)撮影は『チェンジリング』で幾度目かの頂点を迎えて以降緩み続けており、クリント・イーストウッド作品を徴づけてきたところの演出のストイシズムが衰え始めてからも久しい。が、それでも面白いのだから却って難儀である。取り留めないエセー風の文体ながら語彙選択の妙で語り切ってしまうところがある。 [review]けにろん, おーい粗茶, サイモン64[投票(3)]
★4ワンダーストラック(2017/米)キャロル』監督の作としては何とも散漫な仕上がりだが、子役ひとつを見てもやっぱりアメリカ映画こそ世界一だと得心するには足る。アフロヘアっ子のジェイデン・マイケルがひたすら可愛く、ミリセント・シモンズの仏頂面と破顔の落差にも動揺する。オークス・フェグリーくん、あなたは髪を切りなさい。 [review]けにろん[投票(1)]
★4オカルト(2008/日)単なる取材者=非当事者の限りで事件に関与するだけだったはずの白石晃士が、あれよあれよと物語の中心人物に昇進して怪異の核心に引き寄せられていく。実に都合よい展開だが、これを作劇の拙さとして軽んずるべきではない。この「都合のよさ」こそが神の御都合主義としてのオカルトにほかならないのだ。 [review]クワドラAS[投票(1)]
★4乱れ雲(1967/日)成瀬らしい視線の、雨の、歌の、そして乗り物の映画。 [review]寒山, 動物園のクマ, 緑雨[投票(3)]
★3崖(1955/伊)現在日本で流通しているプリントがすべてそうなのかは知らないが、とにかく私が見たのは91分版で、やはり本来あるべき場面が多く省略されているという印象を覚えた。リチャード・ベースハートジュリエッタ・マシーナ夫妻の顛末描写が半端であり、反面ブロデリック・クロフォードに焦点を絞っていく仕方もぎこちない。 [review]寒山[投票(1)]
★3ゲット・アウト(2017/米)物語の環境に似たところがあると云えばあるM・ナイト・シャマランヴィジット』と較べると、作中人物とりわけ主人公の魅力が著しく劣る。翻って、シャマランの脚本・演出における最も大きな取り柄とは(どうも見過ごされがちだが)魅力的なキャラクタを創造する技術である、と云うこともできるだろう。 [review]ペンクロフ, pori, けにろん[投票(3)]
★3八日目の蝉(2011/日)お引越し』の奥寺佐渡子は地方の観光的でない生活感を映画に採り入れるあたりの筆に冴えが認められる。この映画も小豆島に腰を落ち着けてからが本番だ。全篇「面白さ」の創出にかけてはからっきし無頓着の演出が続くが、島での幸福な時間の重ね方までもつまらんの一言で片づけてしまおうとは思わない。 [review]jollyjoker, tredair, 寒山, disjunctiveほか12 名[投票(12)]
★5ゾンビ(1978/米=伊)核となるのはゾンビ×ショッピングセンターというワンアイデアだが、それに肉付けをしていくアイデアの量が半端ではない膨大さで、これにはもうお手上げするしかない。まさかゾンビにパイ投げとは! [review]クワドラAS, ハイタカ, Sigenoriyuki, ExproZombiCreatorほか8 名[投票(8)]
★4祖谷物語 おくのひと(2013/日)これにしてもかつかつの予算を何とか遣り繰りして撮り上げられたに違いないが、この恰幅のよさは貧乏臭い日本映画と一線を画す。ウェブ上で閲覧できる監督のインタヴューを何件か瞥見した限りでは影響源としてその名が挙げられているのを確認できなかったが、黒沢清的不穏が至るところに渦巻いてもいる。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★5カラマリ・ユニオン(1985/フィンランド)ナンセンス笑劇として傑作だと思う。物語の整合性やもっともらしさなんぞハナっから眼中にない。突出した細部をツギハギしただけの映画であり、「映画には中身なんか必要ない!」というヌーヴェルヴァーグ(特にゴダール)思想の正統的後継作品。 [review]ハイタカ, ペペロンチーノ[投票(2)]
★4劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2014/フィンランド=仏)真顔のままギャグをぶち込むことにかけて、さすがにこのキャラクタたちは年季の入りが違う。その泰然たるギャグ者の風情はムーミン谷の住民でない客演キャラクタにまで波及し、殊にモンガガ侯爵による「私は象しか彫りません」宣言には抱腹を強いられる。その理由不詳の当然ぶりが一級の喜劇の徴である。DSCH[投票(1)]
★4ミッドナイト・バス(2017/日)作中人物の過去に重きが置かれた物語でありながら、過去の象徴(山本未來の前姑、小西真奈美の前夫、七瀬公の前職、など)を周到に画面から排除することで、現在形の語りを貫いて長尺を乗り切っている。原田泰造には役者としての徳があり、「質問を許可しない」葵わかなが笑わせるなど小さな美点も多い。セント, 緑雨[投票(2)]