[コメント] ハンサム★スーツ(2008/日)
北川景子の美しさも楽しく、キャスティングもなかなか面白かった。ただ、「人間見た目じゃない」という意見は正しいが、必ずしも映画がそれを具現化してないという矛盾も感じる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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2009.9.3 オークションで買った DVD を鑑賞。
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まずこの映画、「洋服の青山」が堂々と出てくるのがイイ。それに、ハンサムスーツの開発者である温水が化けている姿が中条きよしというキャスティングの妙さがたまらない。
また、通常なら確実に竹中直人がやってるであろう人物を伊武雅刀がやってるのも楽しいところだ。
ただ、途中から登場する森三中の大島の扱いが非常に気にかかる。安らぎをもたらしてくれる、美しくはないがカワイイ彼女が、結局は美しい人に戻ってしまうというのは、どうにも矛盾を感じてしまう。『美女と野獣』にしても、その人の内面を愛したにもかかわらず、結局は美しい若者に戻ってしまうというボーナスが与えられるのなら、「人間は見た目が全てではない」というテーマが薄まってしまわないだろうか。
まあ、コメディ映画としてオチを用意したいという気持ちはわかるのだが、安直な感じも否めない。
とは言うものの、前述の妙なキャスティングも楽しかったし、塚地が演じるキャラの造形も良いと思う。また、北川景子の美しさには目を奪われるものがあり、全編を通して十分楽しめた。
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