[コメント] ナイト&デイ(2010/米)
2010.11.17 TOHOシネマズ梅田で鑑賞。「紙兎ロペ」の「肩たたき券」のエピソードは実に面白く、声を出して笑ってしまった。鷹の爪も中々グーなボケ具合。
〜〜〜
のっけから展開するハイスピードアクション。ストーリーも中々良く練ってあり、かなり最後の方まで、誰も信じられないような状況が続く。そんな中で、最後はヒロイン(キャメロン・ディアス)の信念(というか女の直感)がキーになるところがすごく良いと思った。ハイスピードとスローダウンの緩急の付け方も非常に巧みだと思う。
確かにトム・クルーズとかキャメロン・ディアスというと、若干「おわコン」的雰囲気なきにしもあらずだし、ストーリーの「出来過ぎ仕立て」感(というか過度のご都合主義)も強いのだが、それでもなお主役・脇役とも多彩で魅力的なので、最後まで楽しく見られた。
物語の核心は、画期的新技術の発明者である天才高校生とその発明品を巡って良いヤツ・悪いヤツが入り乱れて戦うという、組んずほぐれつの展開であるが、この天才高校生がまたオッサン臭くて面白いキャラである。
そしてなによりこのオッサン臭い天才高校生は「ホール&オーツ」のファンという設定のため、彼の研究室で80年代洋楽シーンを代表する名曲「プライベート・アイズ」が大音響で流れたときにはふるえが来た。まさかこの曲を映画館で聴けるなんて夢のようだ。
他にもクリストファー・クロスなど80年代ポップスのファンが喜びそうな選曲がなされており、さらにエンディング、The black eyed peas が演奏する "Someday" は名曲で、このエンディングは「マトリックス・レボリューション」のエンディング "Navras" に匹敵するノリだ。
物語全体を支配する楽天的なノリは最後まで楽しい。
なんというか不当に低い評価を受けすぎている気がする良品。オススメ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。