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[コメント] コロンビアーナ(2011/米=仏)

全部、いつかどこかで見たようなシーンの連続。でも、最後の10分がめちゃくちゃ面白い。
サイモン64

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







映画の冒頭から、いつかどこかで見たようなアクションシーンが次々に繰り出される。特に坂道チェイスなんかもう、どの映画で見たかわからないくらいジャッキー・チェンだったかシュワルツェネッガーだったかダーティ・ハリーだったかなんかごちゃごちゃになっているが、坂道チェイスってのは何度見てもそれなりに面白いな。

主演のゾーイ・サルダナは「アバター」でネイティリの中にはいってた人で、イマイチ華が無い気もするが、鍛えた肉体にはかなり説得力がある。すくなくとも「ごくせん」でドスドス走っていた仲間由紀恵や「少林少女」で側転とはとても言えない側転を披露していた柴咲コウとか比較にならない。俳優ってやっぱりこうだよなと思ったりする。

しかしコロンビアとかメキシコとか、映画に出てくる外国はどこもかしこも危険地帯で、どこまで脚色してんのかと思うが、実際外務省のホームページ見ると、南米の国々は大抵危険地帯である。

そんなことはともかく、物語は判で捺したようにきっかりと進行する。こちらの予想は微塵も裏切らず進行する。

そういうねむたーい85分のあと、怒涛のラスト10分がやってくるのである。「あいつは影のように忍び寄るから気をつけろ」と、敵の警備主任が部下に言った端から RPG がズドーンと飛んで来るのである。全然影のように忍び寄らず、堂々正面突破である。いやー、爽快ですね。海外でも「必殺仕事人」みたいな映画は需要あるんだなと思うのであった。

ところで、ヒロインが親の敵を炙り出すために、犯行現場に自分の犯行声明を残しつづけるわけだが、こんな足のつくことは普通しないよな。大体、最後にあんな強いんだったら、わざわざめんどくさいことしなくても、最初から敵アジトに乗り込んでも良かったんじゃと水戸黄門見た時みたいな感想を持ったのだが、まあ、そこは敵のアジトは CIA の極秘情報だったってことで目をつぶろう。

(評価:★4)

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