[コメント] バッド・エデュケーション(2004/スペイン)
恐ろしいほど錯綜する物語をいとも簡単に見せきってしまう演出の名人芸。所々で挟み込まれる映画的ショット(ガエル・ガルシア・ベルナルとダニエル・ヒメネス・カチョがわざわざ落ち合うのは「美術館」だ!)の快感は心憎いほどだ。そして他作と同様、本作で提示される価値観もまた多様なものであり、アルモドヴァルが現代の映画作家であることを証明している。10年練っただけの事はある傑作。
(赤い戦車)
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