[コメント] 蜂の旅人(1986/仏=伊=ギリシャ)
こんなプロットでいつもの重厚なシーケンスショットを決められてもただの照れ隠しに思えるし、トラックを捉えたロングショットなどを観ると、アンゲロプロスならではの曇天のロードムービーが見たくなってきてしまう(『霧の中の風景』があるか・・・)。ともかく、アルバニティスとの共闘作業はここにきて一段と深みを帯び始め、歴史ではなく個人を描いているところに作家の変遷の跡が垣間見える。
(赤い戦車)
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