[コメント] 愛を綴る女(2016/仏=ベルギー)
成瀬を現代映画に継承せんとする者がここにも一人。仏映画界はどこまで人材が豊富なのだろうか。前半は「窃視の視点」を主とした視線の演出に見惚れるし、後半の捻じれた構成(幽霊!)も一筋縄ではいかず、中々見応えがある。要所で登場する水の主題も、映画の強度を高めており、ラストシーンの高揚感も良い。暗転の切れ味が実にかっこいい。
(赤い戦車)
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