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[コメント] レインメーカー(1997/米)

停滞しがちな裁判シーンに細部の動きを色々と付けることで躍動感を生み出す手腕が見事。
赤い戦車

証拠書類をさりげなく「投げて」渡す。或いは分厚いファイルを回収する際に証人用のマイクや名札を動かし落としてしまう様。取っ組み合いで滑って転ぶ出演者は偶然撮れたものであろう。最終弁論での映像メッセージと写真の力にもやられる。

ミッキー・ローク、ヴァージニア・マドセン(初登場シーンでの煙草に火を点ける相方の動き!)その他、次々と出てくるキャストの顔を楽しむ映画でもある。

話は甘々だが80年代以降のコッポラでは最も好感の持てる仕上がりだ。これは悪くない。

(評価:★4)

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