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赤い戦車さんの人気コメント: 更新順(1/23)

人気コメント投票者
★3蜜のあわれ(2016/日)たとえ満足がいかなくとも、繋がらない繋ぎが出てきたり、こうまで鈴木清順をリスペクトされると嬉しくなってしまうではないか。清順の新作を観ることがもう二度と叶わない今の状況にあっては、なおさらである。あっと驚くような仕掛けはクライマックスぐらいだが、カメラも美術も役者陣もよく健闘している。緑雨[投票(1)]
★4旅芸人の記録(1975/ギリシャ)話はよく分からんが、どの画面にも力があり、長回しばかりとはいえその中で緩急を巧く付けているので、最後まで飽きずに観ることができた。4時間という長さは我々観客に近代ギリシャの哀しみ、苦しみを共有させたかったのではなかろうか。結婚式のダンスでさえ物悲しい。けにろん, ダリア, chokobo[投票(3)]
★4早春(1970/英=独)傑作。映画館の光と闇(なんだ、あのポルノ映画は!)。娼婦の応対。プールに水が貯められていく間に声も反響する。どこか非現実的な感覚がどんどん増幅されていき、物凄いラストショットに結実する。主人公が劇中で夢想した状況の現実化であるのにも関わらず、全てが破綻した瞬間でもあるという二律背反性。言葉では表せない引き裂かれた感覚を持つショット。これぞ映画だと思う。 [review]寒山[投票(1)]
★4女神の見えざる手(2016/仏=米)素晴らしい。会話において人が立つ/座る/机を迂回する/振り返る/背を向ける、といった動作をしっかり取り入れ退屈させない。オフィスの机やビリヤード台を挟んだ会話の面白さはどうだ。会話主体の難しい題材を見事に映画に仕上げていると思う。 [review]ぽんしゅう, ゑぎ[投票(2)]
★4ボディ・スナッチャー 恐怖の街(1956/米)必要な情報を1ショット内で的確に伝えていく処理能力が見事。回想形式じゃなければなお良かった。週一本, けにろん[投票(2)]
★4東京原発(2002/日)今だからこそ観るべきだと思う。2011年3月11日以降の混迷を経験した我々にとって、この映画は洒落にならない。ろくに原発のことを知らない官僚、ずさんな管理、後手後手の対応・・・製作当時はブラック・ユーモアとして楽しめたのだろうが、今や血も凍るホラー作品だ。寒山, kaki[投票(2)]
★4バタリアン(1985/米)走るゾンビを扱いながらも、「走る」「不死身」等のゾンビの特性をスラップスティック的な喜劇性のある運動として演出し、一応の成功を収めている。走るゾンビを恐怖の対象として演出せんとする失敗作が累々と積み重なっている現状を考えると、本作のような「笑い」に逃げるのも一つの選択としては有りだろう。濡れ鼠[投票(1)]
★4黄金(1948/米)ハンフリー・ボガートが怖い。週一本[投票(1)]
★4燃える戦場(1969/米)この映画の高倉健はその英語の発音のよさもあって異様なほどかっこいい。無口な健さんより『網走番外地』など喋る健さんのほうが魅力的に思えるのは私だけだろうか。それにしても、アルドリッチの手にかかると人が自らの来た道を戻り密林や野原をジグザグに走り抜けるだけでも活劇になる。アップでは皆汗をかき続けている。RIPdisjunctive[投票(1)]
★4激怒(1936/米)フリッツ・ラングお得意の「私刑」と「復讐」の物語。襲撃してくる暴徒の連続アップはクレショフ効果や『戦艦ポチョムキン』からの影響を感じさせる。面白いがラストはやはり甘すぎるか。ゑぎ[投票(1)]
★4パターソン(2016/米)日常の反復から細部の差異を抜き出してくる視点は、作中引用される「詩」を書く際の視点とも共通している。当たり前のように思える日常の繰り返しを、別の視点から新しく捉え直し、見方によってはこんな魅力もあるのだと提示する。歌が2シーンも入るのは嬉しい驚き。けにろん[投票(1)]
★3プロメテウス(2012/米)IMAX3D字幕版。リドリー・スコット久々のSF映画!としか認識しておらず、不覚にも『エイリアン』シリーズの新作(というかセルフリメイクに近い)であることを忘れていた。つまり予想外にグロい。中盤のアレは1作目のチェストバスター登場場面に匹敵するんじゃないか? [review]pom curuze, けにろん, たわば, 代参の男ほか7 名[投票(7)]
★4007/ユア・アイズ・オンリー(1981/英)これは悪くない。ちょっとした小道具の見せ方から乗り物・場所の豊富さまで、アクションにユーモアとアイデアが詰まっている。スキー板の長さの違いで敵に発見されたことを示すショットや、コーヒーを持ってきた職員とその後ろの暗い室内を映し、さりげなく時間経過を覚らせる手腕。こういう明快な活劇を月一程度でいいから観たいのだが。濡れ鼠[投票(1)]
★4バトルシップ(2012/米)JPJが沈没する長回しやテイラー・キッチュがミズーリ内を船首へ向かい、大波を目に収めるショット、或いは砲弾を直接手で運ぶ。また、肉弾戦・砲戦を俯角・仰角・フィクス・ドリーなどのロングショットを駆使し、運動の躍動を損なわないようきっちりと分かりやすく見せること。CGの使用率では『スタートレック・イントゥ・ダークネス』などと変わらないが、あちらのような細切れ編集とは違いしっかり運動を捉えられている。IN4MATION, ペンクロフ[投票(2)]
★4ナイト・オブ・ザ・コメット(1984/米)文明崩壊後の世界をここまで楽天的に描いている映画を他に知らない。無用な説明など省き、少女たちに漂う無敵感の表出に努めること。それこそが本作の美点だ。デパートでの“遊び”に興じる姿の素晴らしさ。さりげない光への意識の高さもあり、終盤のアジト内での逆光気味のショットの多さにそれが窺える。濡れ鼠[投票(1)]
★5ガートルード(1964/デンマーク)視線、人物の出入り、照明、立つ/座ることへの演出。お手本のようなカッティング、切り返し。煙草の煙、炎、水面の揺らめき。演出によって画面に漂う物凄い緊張感。演劇を装いつつ、演劇とは全く違う「映画」としか言いようのない感覚が全編に充満する。何度観ても驚く。ゑぎ[投票(1)]
★4ブラックハット(2015/米)冒頭のCGによる電気を視覚化した光の洪水と、ジャカルタの炎を持った群集の流れは明らかに結び付けられている。デジタルの戦いが現実世界の戦いへと変貌するわけだ。しかし、どうやらマンはハッキングにはあまり興味がなく、ヘムズワースタン・ウェイとのメロドラマを撮りたそうにしていて序盤は居心地が悪い。実際そうなる中盤以降が泣ける。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4フール・フォア・ラブ(1985/米)前半の豊かな時間の流れが大好きだ。窓から隠れ、或いは窓越しに見つめる優しさ溢れる視点。後半のフラッシュバックで散漫になるのが難点。RIPサム・シェパードゑぎ[投票(1)]
★4エル・ドラド(1966/米)愉快痛快豪快活劇監督ハワード・ホークスの本領発揮。はっきり言って同タイプの『リオ・ブラボー』より楽しい。「プロ」として誇りを持ち、迷わず行動する男たちの間にさり気なく滲む女たちの気高さ。ホークスからマイケル・マンへの継承。動物園のクマ[投票(1)]
★5驟雨(1956/日)成瀬からは多くを学ぶことができる。美術・照明・脚本などあらゆる要素が演出と密接に関わり合っている様。またはその隠れた前衛性。 [review]濡れ鼠, ゑぎ[投票(2)]