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赤い戦車さんの人気コメント: 更新順(1/24)

人気コメント投票者
★5リパルジョン・反撥(1965/英)ギルバート・テイラーによるコントラストの強い白黒画面に、カトリーヌ・ドヌーヴの官能性がこれ以上ないくらい映える。本作もまた優れた「音」の映画だ。DSCH, けにろん[投票(2)]
★3ある日どこかで(1980/米)やはりタイムスリップ物ならもうちょっと繊細な演出を心がけてほしい。観客の感情を揺さぶるにはまだ演出の強度が不足していると思う。むしろ驚いたのはラストの展開。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4ザ・デッド 「ダブリン市民」より(1987/米)冒頭、各主要人物の到着と共に室内の空間把握を掴ませる上手さ。階段、洗面所、居間などを人物の移動やピアノの音で書き分けていく。また、舞踏会での、ゆっくりと回転していく踊りや歌の幸福感。食卓を囲んだ論議の数々も魅力的だ。そうした楽しさから一転、終盤は画面を闇が覆っていくが、厭世的な感じは受けず、むしろ諦観に満ちている。ラストシーンの寂寥。その飾り気のなさが美しい小品。けにろん[投票(1)]
★4レッドソニア(1985/米)3.5。別段大した映画とも思わんのだが西部劇風のロケーションもちゃちながらファンタジーさを醸し出すセットもいいし、モンスターとの戦いやクライマックスに相応しく崩壊する城まで、観ていて何だか楽しい。それって重要じゃないか、とも思うわけで、まあ理屈ぬきにそういう映画もあるんです。さず[投票(1)]
★4早春(1970/英=独)傑作。映画館の光と闇(なんだ、あのポルノ映画は!)。娼婦の応対。プールに水が貯められていく間に声も反響する。どこか非現実的な感覚がどんどん増幅されていき、物凄いラストショットに結実する。主人公が劇中で夢想した状況の現実化であるのにも関わらず、全てが破綻した瞬間でもあるという二律背反性。言葉では表せない引き裂かれた感覚を持つショット。これぞ映画だと思う。 [review]ぽんしゅう, けにろん, ゑぎ, 寒山[投票(4)]
★4乱れ雲(1967/日)異様な速度と殺し合いのような緊張に満ちた作品だ。立ち上がる・座る・振り向く・視線を動かす、といった動作で紡がれていく編集の滑らかさが絶品。また、カットバックにおいて視線を一度下に動かし、また戻す演出が多々見られる。単純なカットバックの拒否、すなわち成瀬の静かなる厳格さ。寒山[投票(1)]
★4女神の見えざる手(2016/仏=米)素晴らしい。会話において人が立つ/座る/机を迂回する/振り返る/背を向ける、といった動作をしっかり取り入れ退屈させない。オフィスの机やビリヤード台を挟んだ会話の面白さはどうだ。会話主体の難しい題材を見事に映画に仕上げていると思う。 [review]ペンクロフ, ぽんしゅう, ゑぎ[投票(3)]
★4グレイテスト・ショーマン(2017/米)大いに楽しむ。冒頭のThe Greatest Showの終わりにショーウィンドウの向こう側の衣服と窓に映った少年のショット、続いて少年が視線を下に移すバスト、そして穴だらけの靴。これだけで状況を把握させるオープニングに期待感が大きく増す。 [review]ぽんしゅう, 3819695, けにろん, ゑぎ[投票(4)]
★4別離(2011/イラン)久々にきちんとした脚本に基づく映画を観た。作品内で起こる事象、人物の立体的なことといったら。伏線を張り巡らせれば良い脚本になると思い込んでる連中は、一度これを観て勉強すべき。 [review]緑雨, けにろん, ゑぎ[投票(3)]
★4マンディンゴ(1975/米)感情移入させないクールな筆致が実にフライシャーらしい1作。室内画面の照明はまるでイーストウッド作品のような暗さ。ゑぎ[投票(1)]
★4映画ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム(2015/英=仏)アクションで語る作法は確かに面白く、小粋なアイデアも多い。悪くない映画と思う。にもかかわらず、今一つ燃えないのは、農家のおっさんと家畜たちとの間に、ウォレスとグルミットのような階級を超えた絆(お互いをアクションで補完し合うような関係)が感じられなかったからではないか。週一本[投票(1)]
★5ムーンライズ・キングダム(2012/米)初期作にみられた毒やスノッブ臭さは薄まりつつも構図・色彩・カメラワーク・スロー等作家性は維持し、演出力自体も更に向上がなされていて、乗りに乗った無敵感さえ漂う。ウェス・アンダーソンは名実共に現代アメリカ映画を代表する監督に成熟した。一様なアップの撮り方に疑問を持つ部分もあるが、子供たちの顔つきが皆良いのでよしとしよう。 [review]週一本, けにろん, セント, tredair[投票(4)]
★4針の眼(1981/英)中々の出来。前半は「針」の逃避行を、逐一行動を描くことでサスペンスフルに見せ、後半は孤島に舞台を移し「針」と住民夫妻との攻防を描く。 [review]のこのこ[投票(1)]
★4野菊の墓(1981/日)確かに泣かせすぎの気はあるのだが、これは紛れもなく傑作だろう。綿摘みに出かける場面での、ロケーションを最大限に活かした的確かつダイナミックなショットの連発。或いは人物の動き、引き戸の動きなどで画面に繊細なアクセントをつける室内撮影の達成度。松田聖子の数多いアップも不自然に挿入されることはなく、夕方の斜光、逆光も決して審美主義に陥らせない。川、稜線の撮り方も見事だ。まさしくプロの職人の仕事。ぽんしゅう, ゑぎ, 寒山[投票(3)]
★4デンジャラス・ビューティー(2000/米)実に楽しい映画である。サンドラ・ブロックが変身する前はちゃんとブスに見えて、した後では美しく見えるようにきっちり演出なされているのがまず良い。主人公その他各キャラクターの一貫性、書き分けも秀逸であるし、何気なく吹く風やユーモア、ラストに向けた盛り上がりも悪くない。王冠の奪い合いのさなかに降り注ぐ紙吹雪とミスUSの泣き顔、照明等等。私は何故か『カリフォルニア・ドールズ』を連想してしまった。緑雨[投票(1)]
★3蜜のあわれ(2016/日)たとえ満足がいかなくとも、繋がらない繋ぎが出てきたり、こうまで鈴木清順をリスペクトされると嬉しくなってしまうではないか。清順の新作を観ることがもう二度と叶わない今の状況にあっては、なおさらである。あっと驚くような仕掛けはクライマックスぐらいだが、カメラも美術も役者陣もよく健闘している。緑雨[投票(1)]
★4旅芸人の記録(1975/ギリシャ)話はよく分からんが、どの画面にも力があり、長回しばかりとはいえその中で緩急を巧く付けているので、最後まで飽きずに観ることができた。4時間という長さは我々観客に近代ギリシャの哀しみ、苦しみを共有させたかったのではなかろうか。結婚式のダンスでさえ物悲しい。けにろん, ダリア, chokobo[投票(3)]
★4ボディ・スナッチャー 恐怖の街(1956/米)必要な情報を1ショット内で的確に伝えていく処理能力が見事。回想形式じゃなければなお良かった。週一本, けにろん[投票(2)]
★4東京原発(2002/日)今だからこそ観るべきだと思う。2011年3月11日以降の混迷を経験した我々にとって、この映画は洒落にならない。ろくに原発のことを知らない官僚、ずさんな管理、後手後手の対応・・・製作当時はブラック・ユーモアとして楽しめたのだろうが、今や血も凍るホラー作品だ。寒山, kaki[投票(2)]
★4バタリアン(1985/米)走るゾンビを扱いながらも、「走る」「不死身」等のゾンビの特性をスラップスティック的な喜劇性のある運動として演出し、一応の成功を収めている。走るゾンビを恐怖の対象として演出せんとする失敗作が累々と積み重なっている現状を考えると、本作のような「笑い」に逃げるのも一つの選択としては有りだろう。濡れ鼠[投票(1)]