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★4 | ふくろうの河(1962/仏) | どうせそんなことだろうと思いつつ観てまさしくその通りだったわけだが、情感たっぷりのスローは一見の価値あり。 | けにろん | [投票(1)] |
★3 | ミッドナイト・イン・パリ(2011/スペイン=米) | 20年代のパリが大芸術家の巣窟と化していたことぐらいは知っておかないと楽しめないかも。本作はシリアスなアレンとコメディなアレンの混ぜ合わさった感じ。人間だれもが「昔は良かった・・・」と懐古しがちだが、それでも今を生きるしかない。きっと新しい出会いもあるさ。アレン翁はそれを優しく気付かせてくれる。 [review] | ペペロンチーノ, chokobo | [投票(2)] |
★4 | 汚れた血(1986/仏) | 映像は超絶カッコいいのに青臭いポエムみたいな台詞が凄く邪魔。でもこの1カット1カット全力投球してる感じは嫌いじゃない。やりたいこと撮りたいもの全部ぶち込みました!的なエネルギーに満ちている。若いうちにしか撮れない映画だね。それも才能のある人に限る。 | けにろん | [投票(1)] |
★4 | ランブル・フィッシュ(1983/米) | 事によるとコッポラの創造性が最も発揮されているのは『ゴッドファーザー』でも『地獄の黙示録』でもなく、本作なのかもしれない。必要以上に画面を覆い尽くす煙、常に鳴り続ける環境音・BGM(音の定位もおかしい)、彼岸の男たちを語る映画にふさわしいルックスを獲得しえている。 | けにろん | [投票(1)] |
★4 | 海燕ホテル・ブルー(2011/日) | TVドラマ的な演出に昭和臭漂う今更な幻想シーン(寺山修司+鈴木清順に『テオレマ』?)、ファム・ファタールのB級感。一つ一つ見ていくとつまらんのだが3要素合わさると予想外に面白い。山本直樹の漫画みたい。 [review] | 3819695, けにろん | [投票(2)] |
★3 | タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密(2011/米) | 映画としての出来には首を捻るが、このアイデアの量には驚愕せざるを得ない。キャラの詳細が知りたきゃ原作読めと言わんばかりに人物描写を省略し、ひたすらアクション演出に邁進する、良くも悪くもスピルバーグらしい映画。原作ファンとしてはスノーウィの大活躍が嬉しい。 | ナム太郎, クライフ | [投票(2)] |
★4 | マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007/仏=中国=香港) | 編集が極めて正確だから、高速度撮影をはじめとする目まぐるしいカメラの動きも気にならないのだ。ダニー・ボイルあたりと比べればよく分かるだろう。ナタリー・ポートマンの挿話が弱いので後半失速気味だが、カーウァイらしい画も演出も存分に楽しめる。肩の力を抜いて軽く仕上げた、可愛らしい小品だ。 | ゑぎ, けにろん | [投票(2)] |
★4 | 浮雲(1955/日) | 高峰秀子と森雅之によって醸し出される「どん底」感が半端ない。 | けにろん | [投票(1)] |
★4 | アジョシ(2010/韓国) | 第一級のアクション映画。かつての任侠ものと香港ノワールを掛け合わせて更に韓国らしい熱さを注ぎ込んだような作品だ。ウォンビンの、アクションへの感情の乗せ方が素晴らしい。トルコ風呂での血塗れの死闘はその必死さが伝わってくる名場面。 [review] | IN4MATION, すやすや | [投票(2)] |
★4 | 恋する惑星(1994/香港) | ノワールチックに描こうとした前半ははっきりいっていまいち。しかし後半の可愛さときたら、もうとびっきりのものだ。冷静に考えればやってることはストーカーだし肯定できるはずもないのに、フェイ・ウォンの瑞々しい輝きが全てを正当化してしまう。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★3 | 一枚のハガキ(2011/日) | 演劇調の誇張された演技も説明台詞も許せてしまうおおらかさが根底に流れている。ラストカットのたわわに実った金の稲穂は、未来を感じさせるのに十分な説得力がある。 | けにろん | [投票(1)] |
★3 | おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド) | 巨匠ポランスキーと巧者揃いのキャストが織りなす余裕綽々の密室コメディ。粋な傑作だが、これならわざわざ映画化しなくとも舞台で十分だったのでは・・・とも思う。 | イライザー7 | [投票(1)] |
★5 | 2046(2004/中国=仏=独=香港) | 完璧な映画というわけではない。お世辞にもまとまりが良いとはいえない。しかし、シーン毎の充実度ときたらどうだろう。人物たちのなんと刹那的な美しさに溢れていることか。正しい撮影、正しい編集、正しい演技、正しい演出さえあれば観客は各自物語を補完し、監督と共同で傑作を作り上げるのだ。 | ゑぎ | [投票(1)] |
★4 | ラビット・ホール(2010/米) | 夫婦それぞれの形で表面化される喪失の痛みが強烈にリアル。しかしそれを見守る視線は生命の明るさに溢れ、2人を温かく包む。ラストに至る脚本も完全に納得。 | けにろん | [投票(1)] |
★4 | 霧の旗(1965/日) | 逆恨みであそこまでやるとは・・・ひでえ。 | ロープブレーク | [投票(1)] |
★4 | トーク・トゥ・ハー(2002/スペイン) | 現代映画が観客に喚起させる感情は、本作のように複雑であるべきだろう。良いか悪いか、肯定できるかできないか、普通か異常か・・・そういった単純さで括れるような世界に、最早我々は生きていない。 | けにろん, 太陽と戦慄, ぽんしゅう, DSCH | [投票(4)] |
★4 | アレクサンドリア(2009/スペイン) | 思考停止に陥った多数派集団の暴走。ヒュパティアの時代から1600年経った現在でも通じる問題だ。信仰自体は決して悪いことではないのだが。 | フェデラー, 水那岐 | [投票(2)] |
★5 | バーレスク(2010/米) | カット割りは多いしカメラの動きも激しい方だが、ちゃんと役者の動きを見せてくれるので画面に躍動感がある。話は陳腐だが歌われるナンバーが悉く良いので全く気にならない。仄かに香るフォッシー『キャバレー』へのリスペクトも好ましい。 | 中世・日根野荘園, tkcrows, けにろん | [投票(3)] |
★4 | 仁義なき戦い 完結編(1974/日) | 世代交代の侘しさをしり目に、当事者を変えて延々と続く抗争の虚しさ。このシリーズの「完結篇」としては最も正しい姿ではないでしょうか?私は1作目に次いで好きです。 | けにろん | [投票(1)] |
★4 | ドライヴ(2011/米) | 待ち続ける5分の倦怠、ハンドルに巻きつけられた時計、多用されるスロー、時系列を前後させて組み合わせる(北野武映画のような感触)・・・どうも本作は時間操作自体が影の主題ではないだろうか。随所に出てくるシュールなイメージにも驚かされる。 [review] | けにろん | [投票(1)] |