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赤い戦車さんのお気に入りコメント(1/47)

幻の女(1944/米)★4 主人公は容疑者・アラン・カーティスかと思わせておいて、プロットを秘書のエラ・レインズに引き継ぐのだが、彼女の探偵物語になってからが断然いい。バーテンダー尾行シーンの濡れた舗道。列車のホームの夜の表現、見事な情感創出だ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
ライト/オフ(2016/米)★3 瞬間芸に近いワンアイデアコンテンツなのに早くにはっきり見せてしまうのが今風でドライとも思うが作劇的に疑問。で結局それが全き貞子変奏バージョンと知れた先から二番煎じ感に萎える。回避法の説得性無さもひっかかる。終盤の行ってこいな展開が多少溜飲。 (けにろん)[投票(1)]
ルルドの泉で(2009/オーストリア=仏=独)★5 ドライヤー『奇跡』の敬愛溢れる脱構築 [review] (寒山)[投票(1)]
昼顔(2017/日)★4 上戸彩の圧倒的な女優映画なのだが、伊藤歩の悪女の造型も出色だ。蛍、蛍光灯(カナブン!)、電灯(2匹の蛾!)、朝陽、夕陽、星空、打上げ花火、そして線路の信号といった光への感度。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
夏の嵐(1954/伊)★5 虚像の恋の物語。 [review] (たわば)[投票(3)]
イタリア旅行(1953/伊=仏)★4 感情のもつれを純度高く描いて心底うんざりさせられる。これも映画、見事な人生の描写。日本でリメイクするなら「インド旅行」を希望。 [review] (寒山)[投票(1)]
台北ストーリー(1985/台湾)★4 これも抜群に面白い!『恐怖分子』や『クーリンチェ少年殺人事件』と比べれば、先鋭度が低いというか、淡々としているように感じられるのだが、冒頭からラストまで、本当に必要十分なカットしかないのではないか、という気がしてくる。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
LOGAN ローガン(2017/米)★3 強烈な「老い」の映画であり、横臥の映画だ。それは勿論、チャールズ(プロフェッサーX)も体現するのだが、ファーストカットが車中で横になっているローガンであるということで宣言されるように、これはもっぱらローガンの老衰の映画なのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
キングコング:髑髏島の巨神(2017/米)★3 怪獣満漢全席で愉快。ただジャンルを受け継ぐ覚悟はあっても、新しい何かを創りだす気概はないとお見受けする。水牛はとてもすばらしい。 (ペンクロフ)[投票(2)]
ア・ホーマンス(1986/日)★4 前半余りにダラダラしている上に出鱈目な演出ばかり目立つので「ええ加減にせえよ」と思っていたところ、取り調べのシーンで枯葉が舞うところへさしかかって、もしかするとこのリズムは凄いんじゃないかと思い当たった。確かに、松田優作は一貫した自分のリズムを掴んでいる。見ながら「これは映画だ」と呟いていた。 (ゑぎ)[投票(2)]
ハードコア(2015/露=米)★3 空間から空間へ一挙に場面を展開する大胆さ。落下、疾走、また落下、そしてやっぱりまた疾走。懲りもせず繰り返すのに尽きない躍動。イベントにもアクションにもアイデア豊富。念動力のボスキャラの問答無用の説得力は何よりそのアクションのキレにこそ。ステージがロシアなのはそこが言語の通じぬ異国だから。スッ倒れてもすぐ立ちあがる「寡黙なチャップリン」の孤軍奮闘にボンクラ涙。 (きめこめ)[投票(1)]
やさしい人(2013/仏)★4 たまらないな、この映画。本作も名演技と云っていい犬が登場する犬の映画であり、そしてなんといっても寒々とした冬の映画だ。雪降る夜の街角、雪の山荘、樹氷と湖の風景。特に後半の山荘まわりの画面、その冷え冷えとした触感がとてもいい。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
マリアンヌ(2016/米)★4 鏡、鏡、鏡。窓を含めて圧倒的な鏡の映画。住居内の三面鏡も忘れ難いが(衝立に隠れたマリオン・コティヤールの後ろ姿、その乳房が垣間見える!)、特に自動車のバックミラーへの拘りは尋常じゃない。通常のフロントガラス上部のバックミラーだけでなく、運転席前方のダッシュボードにもバックミラーを置くという拘りようだ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
デュエリスト 決闘者(1977/英)★3 相手を探し出し、抹殺すること。この点、続く『エイリアン』や『ブレードランナー』と同一主題の作品とも言える。プロットは単純極まるが、無駄なくきびきびした時間処理や、絵画のように美麗な画面、刃の立てる重い音など、全篇に満ちた緊迫感が堪らない。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
溺れるナイフ(2016/日)★4 泳ぐ彼に彼女が出会うリアクションショット無き常識破りモンタージュの粗削り感。神話世界を絡ませ強引に独走するが急速に凡化し堕ちた虚像の下世話な価値観さえ突き詰められない。それでも尚ゴリゴリ演出は今後注目すべき。小松はマグロ女の印象を払拭。 (けにろん)[投票(2)]
アンジェリカの微笑み(2010/ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル)★4 本作もノイズの映画。信じがたいような、誇張されたラジオのノイズと共に、主人公イザクは登場する。彼はノイズを纏う人なのだ。道路を走る大型車の音。葡萄畑を耕す鍬、或いは耕運機の音。農夫たちの歌声。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
太陽は光り輝く(1953/米)★5 歩く人の映画。なんて云うと、劇映画で被写体が歩かない映画なんて殆どあり得ないだろうというお叱りを受けそうだし、何よりフォード映画においては全ての作品で登場人物の歩く姿を思い起こすことができるのだが、しかし、ことさらに本作が歩く人の映画であるという思いに突かれるのは矢張り奇跡的に美しい葬送シーンがあるからだ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
インディアン渓谷(1946/米)★5 これは紛れもなく大傑作だ。「時折はっとする色彩と構図」どころか全カット息を呑む美しさである。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
キャロル(2015/英=米=仏)★4 えんえんと視線の演出の続く映画であり、一方、窓越し、ガラス越しのカットが半分ぐらい占める窓の映画でもあるのだが、何よりも、切り返し(カットバック、リバースショット)の映画だ。映画演出の王道を見たという気がする。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
クリード チャンプを継ぐ男(2015/米)★3 恵まれた男が拳闘にのめり込む生理が生半可にしか描かれない。もっと単線的にすべきか、でなければインディペンデント魂で『ロッキー』という金看板に対峙して欲しかった。それがクリードという眠れる血筋の反骨にリンクするべき。終盤は呆れるほどに迎合的。 (けにろん)[投票(2)]