コメンテータ
ランキング
HELP

赤い戦車さんのお気に入りコメント(15/49)

非情の罠(1955/米)★4 傑作。後のキューブリック作品より劣っているのは脚本と音楽だけ。既にしてやりたいこと(撮りたい画)は明確で、しかもそれはほとんど成功している。暴力描写にも容赦がない。自称キューブリック・ファンに本作を擁護するかどうか尋ねれば、その人がキューブリックの映画(画面)好きなのかキューブリックの思想(お話)好きなのかが分かる。 [review] (3819695)[投票(4)]
夜顔(2006/仏=ポルトガル)★5 世の殆どの映画は、映像の中の風景や人物を、何らかの語りの効率の下に切り貼りすることで、この豊饒さを放棄しているのだ。この名匠の手の中では、物語ではなく、時そのものが語る。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
ザ・マスター(2012/米)★5 PTAにまたしてもやられた。 [review] (Gala)[投票(4)]
レインディア・ゲーム(2000/米)★3 素人強盗達のおバカ頭脳戦ムーヴィーが・・・まさかフランケンハイマーの遺作になろうとは! 一番印象に残る武器が・・・まさか水鉄砲とは! シャリーズ・セロンが出てくるが・・・やっぱりエロ姉ちゃん役。 (AONI)[投票(2)]
レインディア・ゲーム(2000/米)★4 シャーリズ・セロンが最高だ。僕も遊ばれたい。 (ドド)[投票(3)]
けんかえれじい(1966/日)★4 パートカラーや教室で対立を表す黒マスクなど、もう映画の作法が、青春してる。トラックのけんかシーンも、なんであんなにスピード感があるんだろう。そんなに実際の速度は出てないようなのに。「走ってる」映画だと思います。 (エピキュリアン)[投票(2)]
コーマン帝国(2011/米)★5 このフィルムのヒロインはJ・ニコルソンだ。 [review] (uyo)[投票(1)]
天国の口、終りの楽園。(2001/米=メキシコ)★4 「男と女と車があれば映画が撮れる」。その作りはもちろん、刹那主義的な青いやるせなさ、生(存在)と直結したエロティシズムまでもがヌーヴェルヴァーグのよう。久々に見た、実に文学的なかほりの映画(しかも舞台が現代なのだからたまらない)。 (tredair)[投票(3)]
ゲゲゲの女房(2010/日)★4 漫画家は、まだあの水木しげるなどではなく、その妻も戦後のある時期を生きるただの無名者として描かれる。二人は、あの時代の誰でもない者、すなわちすべての者たちなのだ。鈴木卓爾たむらまさきの視線は、そんな彼らを慈しむように注がれる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
ジャガーノート(1974/英)★2 複雑怪奇な極小空間に於ける、針の穴に糸を通すような、目と指先だけの冒険。コードと金属部品を通しての、犯人との虚々実々。この爆破装置処理の場面だけは4点に値するが、それ以外は眠たすぎる。犯人捜査のサスペンスも船上の人間ドラマも何とも中途半端。 [review] (煽尼采)[投票(6)]
ルーキー(1990/米)★4 イーストウッドの演出は露骨に凄味を感じさせることがない、という一段レヴェルの高い凄味を獲得しはじめている。 [review] (3819695)[投票(6)]
レザボア・ドッグス(1992/米)★4 シナリオが良い。よく練られてる。一回観てからもう一度観るとそれがわかるし、いろいろと発見があるし、そもそもそれを狙って作ってある。「ノリ」だけで作られたのではなく、教科書的、模範的な娯楽映画、という印象。 [review] (4分33秒)[投票(5)]
ゼロ・ダーク・サーティ(2012/米)★2 映画を殺した者への、映画による復讐 [review] (Orpheus)[投票(9)]
ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)★3 苦悩するイーストウッドがどう見ても気持ちよさそうな件 [review] (ペンクロフ)[投票(16)]
ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)★4 イーストウッドはこう要求したという――「黒をもっと黒くできないか」。この闇には、人の体温が宿っている。深い陰影によって表情が際立ち、表情が影に隠れることで観客の想像力を刺激し、闇が、場の空気と登場人物を一体化する。「黒」による、画面の彫琢。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)★4 正しく教わり、正しく教える。正しく教え、正しく教わる。ただそれだけのことになぜこうも心を動かされるのか。今日その理由は明白。しかしその「正しさ」が一瞬揺らぐとき、全ての「正しさ」の意味が失われ、人は選択を迫られる。そして、これまでも「正しかった」のか。その「一瞬」のあまりの重さ。あまりに重くてゲンナリするが、覚悟の上で「真の正しさ」を追求するのが人生だとE親父に諭されたらグウの音も出ない。 [review] (DSCH)[投票(4)]
ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(1986/米)★4 ルイズ・ゴゼット・ジュニアの声を聞いた者なら、誰もがクリント・イーストウッドの声に同情してしまうだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
アリ(2001/米)★5 すごく自己中心的な生き方。故に、自分を生きた。 [review] (Ryu-Zen)[投票(1)]
インサイダー(1999/米)★5 魂を震わす究極の男性賛歌映画。自分を信じて信念を貫く男、必ず約束を守り抜く男、仕事に誇りを持って命と情熱を燃やす男、父親として家族を愛する男。ダメさ、弱さ、情けなさばかりが目立つ現代の男達に送る、最高のバイブル。男は絶対見ろ! [review] (Ryu-Zen)[投票(6)]
間違えられた男(1956/米)★4 現実の顔したでっちあげの数々を、有無を言わせず淡々と突きつけられる、拘留から保釈に至るまでのクダリが特にスゴイ。仕舞いにはヘンリー・フォンダの焦り顔が、カフカの小説の主人公のようにさえ見えてくる。 [review] (くたー)[投票(3)]