[コメント] ハンサム★スーツ(2008/日)
鑑賞後の一言 「ここまで来たか、谷原章介」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「見た目より中身が大事」という永遠のテーマ。マシュマロマンを髣髴とさせるスーツ。周囲に全く調和しないカラフル食堂。これでもかと流し続ける80年代J-POP。臆面も無く登場する洋服の青山。いかにもメディアミックスづらした東京ガールズコレクションシーン。笑って下さいと言わんばかりに配した谷原章介・塚地武雅・伊武雅刀・温水洋一らの面々。良い映画より売れる映画を目指したのが見え見えの本作品。でも意外と爽やかに鑑賞できたのは、これが谷原章介による谷原章介のための映画だから。「谷原章介」というブランドは、ここまでベタな仕上げでも良く映えるのだから恐ろしい。
ツボにはまったのは、1テイクの間に石田純一、デーブ・スペクター、ジローラモ、谷原章介が次々と登場する試着シーン。これだけの面々が上半身裸でカメラ横に待機し、かわりばんこにレンズの前に立つ撮影現場を想像すると、これもまた何やら別の意味で恐ろしい。
毒にも薬にもならないが、ちょっと気を抜いて楽しむにはなかなかの良作。星4つ。
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