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[コメント] ウォーターボーイズ(2001/日)

鑑賞後の一言 「こいつら、アホや」
ぐ〜たらだんな

もう、どうしようもないアホばかり。でも憎めない。自分も通って来た道だから。(いや、もちろん私がシンクロやってたという意味ではなく・笑) 文化祭で教室の中に本物の滝を作ろうと奔走したり(何故そんな馬鹿げた企画になったのか全く思い出せない)、大学出たての新任女性英語教師が「グラマー」を教えるというだけで盛り上がったり(しかも本当にグラマーだったもんだから教室大騒ぎ)、そんな自分の記憶をダブらせながら鑑賞していた。

どうでもよいことに夢中になり、しょうもないことで大騒ぎする。子供が大人になる過程には、そんな過ごし方を許される時間がある。この映画は誰しもが通り過ぎるティーンエイジという魅惑の時間を、「男子校生がシンクロ」というミスマッチ感覚でデフォルメしながら、実に細かく丁寧にみずみずしく描きあげている。友情・情熱・信頼・恋愛・・・従来の青春映画の要素にさらに笑いを追加しながらも、密度の濃い1時間半に収めきった矢口監督の手腕は素晴らしいとしか言いようが無い。

妻夫木聡玉木宏ら若き才能を開花させた映画としても評価すべき一本。星5つ。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)浅草12階の幽霊 Myurakz[*]

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