タイムスリップする方法は「死」。この話で面白いタイムスリップ映画ができそうだけど、これをちょー伏線。気づける人は気づいてねといった感じで描いたのが、すばらしいところだと思う。

好きな人と一緒になるより、好きな人が自分とそしてみんなのために死んだほうが美しい。

姫が「もうこれほど人を好きになることはないだろう」という台詞が印象的。

クレヨンしんちゃんを見ると、元気になる。 すごくわかりやすく、とてもシンプルに、そしてゆるがない「核」となる信念がある。こんな映画作りをしているの人はいそうでいない。多分、クレヨンしんちゃんという力がなければ、きっとこれはここまで良い映画にならなかったのではないかと思う。 なぜなら、クレヨンしんちゃんでなければ色々と無駄な描写や要素、シンプルさが難解な作品、そんなふうになりえてしまう、ついつい作り手はしちゃいがちな映画だと感じる。 クレヨンしんちゃんが傍観者でいたからこそ、クレヨンしんちゃんだからこそ、シンプルでわかりやすい作品になったのだと思う。 きっと、欲望とか芸術性とか、美しさ（映像的に）とか、そんなことはどうでもよくて、「物語」を観客は見にきているのだということを理解しているのだと思う。

悪ガキだって、泣く。